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土木・基礎屋  森本冬樹の施工例

施工例写真1
昨年の夏ぶりにご連絡いただき訪れたのは「有限会社TEAM MUST LTD」森本さんが手掛けたチームマスト滋賀営業所「ますと庵」です。

特に前回、集中的に取材させていただいたコンクリート玄関壁の仕上がり具合が楽しみです。
待ち合わせの朝九時半に少し早い時刻に伺うと、森本さんは既に到着しておられました。
約一年ぶりの取材と云うことで御挨拶。
お元気にされて相変わらずお忙しいとの事でなによりです。

1.外観を眺める間もなく中に通されて、コーヒを御馳走になりました。豆から挽いてドリップしたコーヒーをゆっくり味わうのが、ここでの楽しみだとおっしゃいます。

2.私ものんびり座っているだけでは取材になりませんので、支度中のキッチンにお邪魔しました。
ステンレス製の業務用システムキッチンを収めた機能的で無駄の無いスペースです。
火力の大きなコンロがとても重宝しているとの事。

確かにこの雰囲気のなかコーヒーを味わう時間は至福のひと時ですね。
施工例写真2
1.ますと庵の中は必要最小限の間仕切りしかされておらず、リビングが建物の中心となる造りです。
天井がとても高く梁やもや、たる木や軒げた等の屋根裏構造を見て楽しむ事ができる、化粧天井と云う手法の造りです。
この写真はわざと暗めに撮って、梁や柱の形、窓からの自然採光等の雰囲気を表現してみました。

2.ちゃんと明るさを整えるとご覧の雰囲気。
囲炉裏の存在感は大きく、何処か田舎の古民家のような情緒を醸し出しています。
この囲炉裏を囲む太い木は梁として使われていた木材を再利用したものです!
立て直しや取り壊しで切り刻まれて捨てられてしまう事も多い古材ですが、「ますと庵」はそういった古材等を有効に活用すると云うのが、いくつかのテーマのうちの一つとなっています。

この日のはチームマスト率いる森本さんと、マネージャーの金本さん、そして森本さんの絵画の先生であられる刈谷さんも加わって、和やかな雰囲気での取材時間です。

その雰囲気がそうさせるのか?建物云々よりもチームマストの今後の展望や、ますと庵で過ごす時間を中心に考えた時のライフスタイル展開等、かなり視野の広い話をお聞かせくださいました。
施工例写真3
1,リビング南側の様子。
昔は何処にでもあった土壁ですが、新築の住宅等ではもはや珍しく希少な存在となっています。
細板錠の竹を縄で格子状に編んだベース(竹小舞・たけこまい)に、藁と土を練ったドロ状の土を付けていき、乾燥すれば土の壁となります。
ますと庵ではまだ完全な土壁にしておらず、竹小舞の様子が見て取れる荒壁という状態。
今は、あえて仕上げてしまわずに荒壁の質感を楽しんでおられるようです。

2,こちらは建築中に撮った竹小舞。
土が付けられる前の様子は、格子の隙間から射す光と竹小舞とが美しいコントラストを創りそのディテールを浮かび上がらせて大変美しいです。
正直、土を盛りつけてしまうのが勿体無いと感じてしまう程で、実はこの写真、この時の取材内容とは全く関係なく個人的に記録しておきたいから撮った!と云う写真です。

モノクロの写真は荒壁のクローズアップ。
竹小舞がどういうものかよく伝わると思います。
施工例写真4
1,天井の中心・一番高い場所には天窓が設けられました。
自然な光を導いてで程よい明るさを提供し、昼間でも薄暗くなりがちな屋根裏の明るさが確保されています。

2,ロフトも設けられました。
一般的には天井の低いロフトスペースですが、こちらでは天井が高く身をかがめながら歩く事を求められません。
例えば幼い子供達なら直ぐに気に入り「秘密基地」としてしまうでしょう。
このようなスペースは非日常的な空間なので、黙々と何かに集中して取り組むのに向いていると思います。
場所を取る階段は取り外し可能なハシゴとなっていました。
施工例写真5
1,玄関はまだまだ大幅に変化していきそうな気配!
森本さんの自由な発想が一番具現化されているスペースです。
土間に敷かれている天然石のタイル片はビルやマンションの床や壁等でよく見かけるもの!適当な形に割ってから使うのが森本さんっぽいです。

2,ますと庵で一番特徴的な存在なのが、このコンクリート製の玄関アプローチだと思います。
(何も無かったこの場に、壁がせり上がって造られていく様子を取材したのが懐かしい。)
屋外部分の窪みには照明が埋め込まれる予定です。

玄関扉はイギリス製のアンティークで約100年前の扉だそう!
ペンキがめくれて剥がれた様子を観察すると、三度塗替えをされているのがわかります。
極めて個人的なことにせよ、この扉と共に暮らした人達の歴史が刻まれていると云うのは面白いですよね?
施工例写真6
1,玄関のアンティーク扉に埋め込まれたステンドグラス。
季節・時間帯によってステンドグラスを透して玄関内に光が射すのだそう。

2,玄関内にまで伸びたアプローチ壁の照明にはエジソンランプが選ばれました。

3,切子ガラスボールを壁に埋め込んで、光の存在を楽しんでいます。

4,これはキッチンの壁に使われているタイルは、なんと箱入り新品のまま廃棄してあったのだそうです!!

5,此方は最初に訪れた時に撮った古材の梁。
どんな物に変わるか?何処に設置されて再び命を吹き返すか?楽しみにしておりました。
ある物は囲炉裏を囲む材として、ある物は玄関の上枠に!構造体の役割は持たせていませんが存在感は抜群でした。

「古いものでも大切にする、使えるものを徹底的に使う」と云う考えが軽視される昨今、新しい物が次々に生まれて、まるでストップウォッチで計られたの如く存在価値時間が経過してライフサイクルが極端に短くなっている物たち!
何故か数年で使えなくなる粗末な物に価値を見出し、もてはやして暮らす現代の日本の社会に違和感を感じているのかも知れません。
施工例写真7
1,初夏の青空の下、既に陽差しは真夏の太陽に近づきつつあるこの日、窓を開けているだけで心地よく過ごせます。
エアコンを設置してないのは「本当に必要か?」を見極める為と云います。
誤解があるといけないので書きますが、森本さんは「現代の快適な暮らし」と云うのを全否定しているのではなく「そこに過剰はないか?」を自分で考えなくなった事に疑問を投げかけます。
ライフスタイルに合わせて必要なら迷わず設置となりますが、今は初の夏本番を迎える「ますと庵」、扇風機で過ごせないか?の実験を楽しみにされています。

2,滋賀県大津市八屋戸(JR湖西線蓬莱駅近く)は東に比良山、西に琵琶湖を望む絶好のロケーションですが、冬は比良山からの吹おろしが厳しく、昨年から今年に掛けての冬期に薪ストーブを導入しました。

3,この煙突からモクモク登る煙は牧歌的でなかなか良い光景でしょうね?

4,比良山系の山々をバックに。
現状は50%の完成度と森本さんは云います。
庭には殆ど手が付けられていないので、まだまだ変化する今後が楽しみです。
施工例写真8
1,森本流家造りは絵画等の芸術創作品のように、絵の具を注ぎ足して描き加える等して「完成を作者が決めるまでは創作中・未完成」であるのと同じような捉え方なのかも知れません!?

2,家は居住空間としての云わば箱を形にした物ですが、形になったから完成とするのではなく、ライフスタイルと共に長年変化し続けるので、「実は完成形を持たない物」なのかも知れません。
何故にこんな事を述べるかと云うと、私は仕事柄つい完成を求めてしまいがちです!が、それを急かしながら接する意識の修正が必要かもしれないと思わされたからです。


会社として基礎工事・外構工事を生業にしている現在ですが、「ますと庵」を通して忘れられた日本の良い習慣を再発見する場として活用し、また新たな仕事の創造も考えておられるようです。
有限会社チームマストの今後の展開が楽しみであり、「家創り愉しむ」のを実践している森本さんを、羨ましく思うのは決して私だけではないのではないでしょうか。

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