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山中貴彦の施工例
なら工藝館へ納入する別注の棚を製作する建具職人さん!
2016年10月初旬に奈良市の杉森建具店の山中社長を取材した際、色々な情報を教えていただきました。
その一つの情報は、11月4日の午前10時から午後2時の間、なら工藝館にて、木工実習があるとの内容です。
当然11月4日に、取材にお邪魔することを約束しました。
なら工藝館と杉森建具店とは、組子建具をなら工藝館に展示されており、随分前から、親しい関係にあるようです。
今回、なら工藝館から、展示品を置く別注の棚の注文を受けました。
その別注棚を現在製作中との事で、講習会とを兼ねて、しっかり取材をしました。
奈良市の高校の生徒達への木工実習や、なら工藝館での木工実習など幅広い活躍をされていると、感心いたしました。
山中社長は、ポケットからスマホを取り出し、左の写真の画面を出してくれました。
行燈(あんどん)です。11月4日の午前10時からの木工実習のテーマは、行燈を作る事です。
杉森建具店で、パーツを全部作っておいて、実習を受ける人達は、組み立てるだけとなります。
なら工藝館での機械を使っての加工は、無理なので組立のみとなります。
なら工藝館には、杉森建具店で製作した「組子建具」の展示をしてくれています。
今回の11月4日の木工実習が行われますが、それと同時に、なら工藝館で展示されている別注の棚の注文がきました。
図面と写真がありますが、結構細かい作業が必要ですし、完成品は、良く考えられた細工がされています。
組子建具を製作する際に、電動鋸で何度もカットしますが、それと全く同じ工程を経なければならないのです。
特に縦の支柱を建てた後、横の棚板を、載せる大きさによって、自由に取り外せるようにするのです。
発想は良いのですが、作る側は大変です。あまり重い展示物は無理なような気がします。
山中社長は早速、すでに出来上がっている木のパーツを簡単に組み建てて、その内容を説明してくれました。
それによると、縦に立てる柱には、左右に溝が切られており、仕切り板をはめ込んでいくので、切る深さが重要になるとの事です。
一応全体像は、理解出来ましたし、部分的にもどのような細工が重要かと、いう事もよく理解できました。
しかし製作するとなると、大変な数の板に、溝を入れるために、電動鋸を駆使しなければなりません。
これから大変な作業が待っています。山中社長は、果敢にその作業に挑んでいきます。
山中社長は、電動鋸の刃を太いものから、少し細い刃に交換しました。
作業台の左右には、溝を切る板を固定するために、固定板が止められています。
刃の交換が終わり、早速一枚目の板に溝を入れていきました。
その作業が何回も板を変えては、続いていきます。
山中社長は、組子建具を作っている夢を幾度となく、見ていると教えてくれました。
それほど、神経を使う、精根込めた作業なのです。
一枚の板に3個の溝を入れていきます。根気のいる作業です。気が抜けません。
10枚ほどの板に片側3個ずつの溝を電動鋸を使って切り上げました。
それが終わると、サイズの違う木を持ってきて、作業台の左右に固定されていた左の固定板を外し、新しい木板を置いて、左の固定板を釘を打って固定させます。
それから電動鋸で新たな溝を切っていきます。同じ作業が次々続いていくのです。
右の上の写真に写っている、溝が切ってある縦板に注目下さい。
山中社長は、その板の裏側の同じ溝を切っていきますが、全部切ってしまうと、切断してしまいます。
約2mm〜2.5mmを残すように切っていきます。それは、縦板一枚で左右から棚板をスライドさせて入れるためです。
展示物によって、縦に長いものは、棚板一枚を外します。
展示物の大きさによって、棚板を自由に差し替えをします。
11月4日の木工講習の際、取材に寄せていただきますので、その時、完成品をカメラに収めたいと思い、今から楽しみです。
一応取材が完了の時、組子建具の完成品が目に飛び込んできました。
早速カメラに収めました。適当な撮り場所がなかったため、悠紀さんが、製作完了した、木製扉の前に置いてもらいました。
扉としてガラスを入れれば立派な扉として利用できます。欄間に組子が施されており、大変インパクトのある扉となります。
また仕切り板としても利用出来、応用は色々効きます。
組子建具の匠として、奈良でも良く知られている、山中社長。
より一層の精進を心掛けておられます。建具の事なら何でも相談していただける、優しい職人さんです。
皆様のお問い合わせ、ご相談をお待ちしております。
2016年11月4日に、なら工芸館で、行燈を製作する木工教室が開催され、その講師に杉森建具店の山中社長がやる事になっています。
当日、なら工芸館を木工教室の取材にお邪魔しました。
その際、先般から製作されていた陳列棚が完成していて、納入されていたので、山中社長に陳列台の前に立っていただき、写真に納まっていただきました。
工場では、木のままでしたが、完成品は、こげ茶色に塗装されており、スッキリした感じに仕上がっていました。
なら工芸館の玄関を入ってすぐ右に曲がった所に陳列棚があり、色々な陶器が陳列されていました。
完成した陳列棚は、12小間ずつ陳列できるもので、合計3セット納入されました。
その特徴は、仕切り板を自由に外せるように細工されています。
完成した陳列棚を見てみますと、仕切り板が外されており、その場所には、大きい商品や長い商品を置けるようになっています。
陳列棚の色は、こげ茶色で、おとなしい感じで、陳列されている陶器が目立つようになっています。
山中社長は満足そうに写真に納まっていただきました。
本日の木工教室を最後までがんばるように、激励しておきました。
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