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ここは京都市伏見区深草の 内装リフォーム工事の現場に来ていて 只今、天井のボード張りの作業中です。
今回は番外編的な感じで 京都府宇治市槇島町を拠点に活動されています 大工 齋藤祐司さんの右腕とも呼ぶべき 稔工務店さんで働くスタッフさんをご紹介します。
この方が、島崎さんです。 |
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島崎さんは現在、稔工務店で最年少の29歳ですが キャリアは6年になる大工職人さんです。
稔工務店に入ったキッカケも 齋藤さんとは同じ高校の先輩、後輩ということもあって 尊敬、共感、意気投合し
高校卒業後、服飾デザインの専門学校に行ったり フォークリフトの整備の仕事をされていましたが
知人が大工さんをやっていたこともあって 『 カッコいい 』 という子供が素直に憧れるように 大工職人への想いがずっとどこかにあったそうです。 |
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作業中の取材のため 一旦 話を止め、しばらく天井にボードを貼っていかれる 島崎さんの一挙手一投足を拝見していました。
張る位置を見定め測り ボードを的確にカットをして微調整も加えながら 作業を進めていきます。
ボードの重たさが約12キロ。 実際にカットしたボードを持たせて頂きましたが それでもかなりの重量感があり 天井へ張っていく作業のため 常に脚立に乗って見上げながらの姿勢になるので とても気力と体力がいります。
体が資本の現場作業とあって 島崎さんも日々ストレッチをされているそうです。 |
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見ているととてもスムーズで 何の迷いもなく作業されているように感じましたが
はじめはこのような感じで進めることができず 常に脚立に乗りながら見上げての作業のため バランスを崩しそうになったり キッチリ張るにも大変な苦労があったそうです。
それでも大工職人への想いは変わることなく 日々、様々な現場に携わっていく中で 確実に一歩ずつ技術と経験を積み重ねてこられました。 |
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この日、島崎さんは3階建ての1階部分を そして以前の取材でご紹介した 小林さんが上の階で作業されていて
時々、上がっては小林さんと 作業の状況報告や進め方など確認して コミュニケーションをしっかり取られていました。
稔工務店さんのスタッフさんはみな世代が近いこともあって 仕事のこと以外でも話が合うなど
時々いっしょにご飯を食べたり、お酒を飲んだりして 意識統一を自然と図りながら 常に連絡が取り合えるようにしているため対応力があります。 |
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島崎さんが稔工務店に来て驚いたことが 作業がスムーズかつしかも丁寧だということ そして、新築からリフォーム、様々な大工業務と 幅広い施工に対応されていることで
それも齋藤さんの 大工職人としての技術の高さがあるからこそ できることが多くあるので、似たような現場が少なく 充実感を持って仕事に取り組むことができるとのことでした。 |
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1階部分の天井ボード張りが終わりました。 キッチリと張られていることが分かります。
実際はこのあと 内装業者さんが入ってクロスを張るので 完成してしまうとこういった部分は見えなくなります。
でも、以前 クロス職人さんを取材した中で 下地のボードの張り方ひとつで 後のクロス作業のし易さ、仕上がり具合が大きく違ってくると 言っておられていたのを思い出しました。
寸法を測ってはボードを適切な大きさにカットし 張り合わせていく連続作業 そこには大工職人さんの技術と経験が詰まっています。 |
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『 スタッフの幸せ = お客さまの幸せ 』 に繋がるという
稔工務店代表 齋藤さんは 常にスタッフのことも気にかけながら より良い職場環境を作っていきたいと考え 日々、様々な現場で施工されています。
島崎さん、小林さん このお二人も齋藤さんの技術や経験だけでなく その人柄にも惹かれ 仲間としていっしょに働かれていることが お話を伺っていて印象深く残りました。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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