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山口県萩市。
歴史ある街並みと豊かな自然が共存するこの地域で、一人の大工として、そして一人の職人として真っ直ぐな仕事を続けている方がいます。
今回私が撮影に伺ったのは、山口県萩市を拠点に活動する株式会社心技工務店の代表・中島法收さんです。
現場は自治体が管理する資材置き場の管理事務所建設。約2か月にわたる事務所建設工事の中盤にあたり、この日は外壁パネルの設置と内装下地施工が行われていました。
山口県萩市。
歴史ある街並みと豊かな自然が共存するこの地域で、一人の大工として、そして一人の職人として真っ直ぐな仕事を続けている方がいます。
今回私が撮影に伺ったのは、山口県萩市を拠点に活動する株式会社心技工務店の代表・中島法收さんです。
現場は自治体が管理する資材置き場の管理事務所建設。約2か月にわたる事務所建設工事の中盤にあたり、この日は外壁パネルの設置と内装下地施工が行われていました。
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50年以上の技術を受け継ぐ親子の大工仕事
中島さんのお父様は15歳で工務店に就職し、大工の道へ進んだ大ベテラン職人です。
職人歴は実に50年以上。
一方で中島さんは、高校卒業後すぐに大工にはなりませんでした。
機械オペレーターなど別の仕事を経験した後、20歳の時に「やはり大工になりたい」と決意し転職。
しかし、お父様の工務店には入らず、あえて別の工務店で修業を積んだそうです。
約4年間の修業期間を経て独立。
その後は個人事業主として活動しながら、お父様と協力して仕事を続け、2020年頃に株式会社心技工務店を設立しました。
現在も親子二人三脚で現場をこなしています。
現場での二人のやり取りを見ていると、長年積み重ねてきた信頼関係が自然と伝わってきます。
余計な指示はありません。
お互いの考えを理解しているからこそ、一つひとつの作業が非常にスムーズです。
萩市で長年培われてきた大工の技術と経験が、親子によってしっかりと受け継がれていることを感じました。
50年以上の技術を受け継ぐ親子の大工仕事
中島さんのお父様は15歳で工務店に就職し、大工の道へ進んだ大ベテラン職人です。
職人歴は実に50年以上。
一方で中島さんは、高校卒業後すぐに大工にはなりませんでした。
機械オペレーターなど別の仕事を経験した後、20歳の時に「やはり大工になりたい」と決意し転職。
しかし、お父様の工務店には入らず、あえて別の工務店で修業を積んだそうです。
約4年間の修業期間を経て独立。
その後は個人事業主として活動しながら、お父様と協力して仕事を続け、2020年頃に株式会社心技工務店を設立しました。
現在も親子二人三脚で現場をこなしています。
現場での二人のやり取りを見ていると、長年積み重ねてきた信頼関係が自然と伝わってきます。
余計な指示はありません。
お互いの考えを理解しているからこそ、一つひとつの作業が非常にスムーズです。
萩市で長年培われてきた大工の技術と経験が、親子によってしっかりと受け継がれていることを感じました。
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事務所建設現場で見た、妥協のない仕事
今回の事務所建設は、自治体が管理する資材置き場の管理事務所を新築する工事です。
この日の主な作業は外壁パネルの設置と内装下地施工。
外壁工事では、事前に設置されたガイドバーに沿って外壁パネルを正確に固定していきます。
使用するのはインパクトドライバー。
位置を確認しながら一本一本丁寧にビスを打ち込んでいきます。
一方、建物内部では下地木枠の施工が進められていました。
くぎ打ち機を使いながら、寸分の狂いもなく木材を固定していく様子は見ていて気持ちが良いほどです。
現場では、
「経費削減のために部材を減らしたり工程を省いたりすると、どうしても建物の寿命に影響しますからね」
と中島さん。
派手な言葉ではありません。しかし、この一言に職人としての考え方が凝縮されているように感じました。
見えない部分だからこそ手を抜かない。
事務所建設に限らず、建築という仕事に携わる職人として当然のことを当然にやる。
その積み重ねが建物の寿命を大きく左右するのです。
事務所建設現場で見た、妥協のない仕事
今回の事務所建設は、自治体が管理する資材置き場の管理事務所を新築する工事です。
この日の主な作業は外壁パネルの設置と内装下地施工。
外壁工事では、事前に設置されたガイドバーに沿って外壁パネルを正確に固定していきます。
使用するのはインパクトドライバー。
位置を確認しながら一本一本丁寧にビスを打ち込んでいきます。
一方、建物内部では下地木枠の施工が進められていました。
くぎ打ち機を使いながら、寸分の狂いもなく木材を固定していく様子は見ていて気持ちが良いほどです。
現場では、
「経費削減のために部材を減らしたり工程を省いたりすると、どうしても建物の寿命に影響しますからね」
と中島さん。
派手な言葉ではありません。しかし、この一言に職人としての考え方が凝縮されているように感じました。
見えない部分だからこそ手を抜かない。
事務所建設に限らず、建築という仕事に携わる職人として当然のことを当然にやる。
その積み重ねが建物の寿命を大きく左右するのです。
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長年の経験が生み出す美しい仕上がり
「綺麗に仕上げるコツはありますか?」
そう質問すると、中島さんは少し考えながら、
「長年の経験と知識ですかね」
と笑いました。
謙遜しているようにも聞こえますが、実際に作業を見ていると納得します。
レーザー水平器で正確な位置を確認し、丸鋸で材料を加工し、ブロワーで作業場所を整える。
どの工程にも無駄がありません。
使用する工具にもこだわりがあります。
中島さんはハイコーキ派。
お父様はマキタ派。
親子で愛用メーカーが違うというのも面白いところです。
現場にはインパクトドライバー、くぎ打ち機、丸鋸、レーザー水平器、発電機、作業灯などが並んでいましたが、それらを使いこなす姿はまさに職人そのもの。
事務所建設という大きな仕事も、こうした一つひとつの積み重ねによって完成へ近づいていくのだと実感しました。
長年の経験が生み出す美しい仕上がり
「綺麗に仕上げるコツはありますか?」
そう質問すると、中島さんは少し考えながら、
「長年の経験と知識ですかね」
と笑いました。
謙遜しているようにも聞こえますが、実際に作業を見ていると納得します。
レーザー水平器で正確な位置を確認し、丸鋸で材料を加工し、ブロワーで作業場所を整える。
どの工程にも無駄がありません。
使用する工具にもこだわりがあります。
中島さんはハイコーキ派。
お父様はマキタ派。
親子で愛用メーカーが違うというのも面白いところです。
現場にはインパクトドライバー、くぎ打ち機、丸鋸、レーザー水平器、発電機、作業灯などが並んでいましたが、それらを使いこなす姿はまさに職人そのもの。
事務所建設という大きな仕事も、こうした一つひとつの積み重ねによって完成へ近づいていくのだと実感しました。
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「辛かったことがない」と笑う楽天家
取材中に、「今までで一番辛かったことは何ですか?」と聞いてみました。
すると中島さんは困ったように笑いながら、
「ん~、辛かったことはないんですよねぇ……」
と答えます。
ようやく絞り出してくれたのが、
「会社を立ち上げた時は、やっていけるかなって少し不安でした(笑)」
というエピソード。
しかし話している表情を見る限り、その不安さえも楽しんでいたのではないかと思えるほど前向きです。
逆に一番嬉しかったことを聞いても、
「嬉しいことが多すぎて決められないですね」
とのこと。
ただ、その中でも施主様に喜んでもらえること、自分で提案し設計したものを形にしていくことには大きなやりがいを感じているそうです。
大工という仕事を本当に楽しんでいる。
そんな印象を強く受けました。
「辛かったことがない」と笑う楽天家
取材中に、「今までで一番辛かったことは何ですか?」と聞いてみました。
すると中島さんは困ったように笑いながら、
「ん~、辛かったことはないんですよねぇ……」
と答えます。
ようやく絞り出してくれたのが、
「会社を立ち上げた時は、やっていけるかなって少し不安でした(笑)」
というエピソード。
しかし話している表情を見る限り、その不安さえも楽しんでいたのではないかと思えるほど前向きです。
逆に一番嬉しかったことを聞いても、
「嬉しいことが多すぎて決められないですね」
とのこと。
ただ、その中でも施主様に喜んでもらえること、自分で提案し設計したものを形にしていくことには大きなやりがいを感じているそうです。
大工という仕事を本当に楽しんでいる。
そんな印象を強く受けました。
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お客様に寄り添うために変えた仕事の進め方
過去には、施工完了後に施主様から
「思っていたものと違う」
と言われた経験もあるそうです。
それ以降、中島さんは打合せ方法を大きく変えました。
口頭だけで説明するのではなく、図面や計画書を作成し、お互いのイメージを共有することを徹底。
見える形にすることで認識のズレを防いでいます。
この話を聞いた時、なるほどと思いました。
技術力だけが優れた職人ではなく、相手の立場になって考えられる職人だからこそ、多くの人から支持されているのでしょう。
萩市で事務所建設や住宅工事を依頼する方にとって、こうした誠実な対応は非常に大きな安心材料になるはずです。
お客様に寄り添うために変えた仕事の進め方
過去には、施工完了後に施主様から
「思っていたものと違う」
と言われた経験もあるそうです。
それ以降、中島さんは打合せ方法を大きく変えました。
口頭だけで説明するのではなく、図面や計画書を作成し、お互いのイメージを共有することを徹底。
見える形にすることで認識のズレを防いでいます。
この話を聞いた時、なるほどと思いました。
技術力だけが優れた職人ではなく、相手の立場になって考えられる職人だからこそ、多くの人から支持されているのでしょう。
萩市で事務所建設や住宅工事を依頼する方にとって、こうした誠実な対応は非常に大きな安心材料になるはずです。
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私自身が惚れ込んだ人柄
実は今回の取材だけではありません。
私は以前、自分が購入した古民家の補修について複数の工務店に相談していました。
慎重な性格なので相見積もりを取り、信頼できる会社を探していたのです。
その中で最初に現場へ来てくれたのが中島さんでした。
そして会ったその日に、
「あ、この人に頼みたい」
と思いました。
中島さんは決して上から話しません。
専門用語を並べて煙に巻くこともありません。
質問すれば丁寧に答えてくれるし、こちらの提案もしっかり聞いてくれます。
私が、
「ここは自分でDIYしてみたいんですが」
と言った時も、
「いいですねぇ。ホームセンターで材料買ってきてこうやればできますよ」
と笑顔で教えてくれました。
普通なら仕事を減らす話です。
それでも施主のやりたいことを尊重してくれる。
利益よりも施主様の満足を優先しているからこその対応だと思います。
「施主様がやりたいようにやってもいいんですよ」
という言葉を何度聞いたかわかりません。
その言葉に中島さんの人柄がすべて表れている気がします。
私自身が惚れ込んだ人柄
実は今回の取材だけではありません。
私は以前、自分が購入した古民家の補修について複数の工務店に相談していました。
慎重な性格なので相見積もりを取り、信頼できる会社を探していたのです。
その中で最初に現場へ来てくれたのが中島さんでした。
そして会ったその日に、
「あ、この人に頼みたい」
と思いました。
中島さんは決して上から話しません。
専門用語を並べて煙に巻くこともありません。
質問すれば丁寧に答えてくれるし、こちらの提案もしっかり聞いてくれます。
私が、
「ここは自分でDIYしてみたいんですが」
と言った時も、
「いいですねぇ。ホームセンターで材料買ってきてこうやればできますよ」
と笑顔で教えてくれました。
普通なら仕事を減らす話です。
それでも施主のやりたいことを尊重してくれる。
利益よりも施主様の満足を優先しているからこその対応だと思います。
「施主様がやりたいようにやってもいいんですよ」
という言葉を何度聞いたかわかりません。
その言葉に中島さんの人柄がすべて表れている気がします。
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受注した仕事は必ず自分で責任を持つ
心技工務店には一つの明確な方針があります。
それは、受注した仕事を安易に下請けへ流さないこと。
自分の目が届く範囲の仕事だけを受ける。
許容量を超える場合は待っていただく。
そして必ず自分が責任を持って管理する。
この姿勢は今回の事務所建設現場でも強く感じました。
現場を任せきりにするのではなく、自ら確認し、自ら手を動かす。
だからこそ品質が保たれるのです。
受注した仕事は必ず自分で責任を持つ
心技工務店には一つの明確な方針があります。
それは、受注した仕事を安易に下請けへ流さないこと。
自分の目が届く範囲の仕事だけを受ける。
許容量を超える場合は待っていただく。
そして必ず自分が責任を持って管理する。
この姿勢は今回の事務所建設現場でも強く感じました。
現場を任せきりにするのではなく、自ら確認し、自ら手を動かす。
だからこそ品質が保たれるのです。
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親子の技術が支える萩市の建築
最後にぜひ注目していただきたい写真があります。
お父様が手掛けた手彫りの継ぎ手です。
木材同士が吸い込まれるようにぴたりと組み合わさっています。
職人歴50年以上。
言葉で説明するより、その仕上がりを見れば技術の高さは一目瞭然です。
萩市には数多くの建築会社があります。
その中でも心技工務店は、技術だけでなく人柄でも選ばれている工務店だと思います。
今回の事務所建設の撮影を通じて改めて感じたのは、「良い職人は良い人であることが多い」ということでした。
施主様に寄り添い、妥協をせず、楽しみながら仕事をする。
そんな大工がいるからこそ、萩市の建物は長く愛され続けるのでしょう。
これからも心技工務店の皆さんが手掛ける事務所建設や住宅建築、古民家再生の現場を見てみたい。
そう思わせてくれる、温かく誠実な職人親子との出会いでした。
撮影・記事=村越カメラマン
親子の技術が支える萩市の建築
最後にぜひ注目していただきたい写真があります。
お父様が手掛けた手彫りの継ぎ手です。
木材同士が吸い込まれるようにぴたりと組み合わさっています。
職人歴50年以上。
言葉で説明するより、その仕上がりを見れば技術の高さは一目瞭然です。
萩市には数多くの建築会社があります。
その中でも心技工務店は、技術だけでなく人柄でも選ばれている工務店だと思います。
今回の事務所建設の撮影を通じて改めて感じたのは、「良い職人は良い人であることが多い」ということでした。
施主様に寄り添い、妥協をせず、楽しみながら仕事をする。
そんな大工がいるからこそ、萩市の建物は長く愛され続けるのでしょう。
これからも心技工務店の皆さんが手掛ける事務所建設や住宅建築、古民家再生の現場を見てみたい。
そう思わせてくれる、温かく誠実な職人親子との出会いでした。
撮影・記事=村越カメラマン