此度の得意先は、大変大きなお庭です。
お庭の手入れ(管理作業)も去る事ながら、
立派な「黒松」が家敷を囲う様に聳えています。
こちらでは毎年、冬場に職人用語で松の古葉(ふるば)
ムシリの作業を行います。
昨年に残した葉を今年の葉を少し残して
芽に沿わせて古葉を指でひと芽ずつ
ムシって行います。
だいたい秋口から冬場に行う作業です。
冬場に入ると、何分素手で行うので、
指は悴み赤ギレや割れたりで
手はボロボロになります。
勿論ながら、松ヤニで手は真っ黒です。
特に京都では、毎日の様に時雨たり
雪模様に成ります。