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年々夏の暑さは厳しさを増し、職人が働く現場は天気予報よりも5〜10度は高く、特に屋根の修繕は日差しと照り返しに挟まれる「過酷」な環境で、想像以上の暑さとの戦いです。
そんな現場で、太陽よりも明るい笑顔を見せてくれるのが 株式会社T.K.Mの屋根板金職人・吉水匠さんです。 2025年2月に独立したばかりで会社としてはまだ新しいですが、吉水さん自身は10年以上の経験を持つベテラン。
妥協を許さず、お客様第一を貫く姿勢で日々屋根と向き合っています。
年々夏の暑さは厳しさを増し、職人が働く現場は天気予報よりも5〜10度は高く、特に屋根の修繕は日差しと照り返しに挟まれる「過酷」な環境で、想像以上の暑さとの戦いです。
そんな現場で、太陽よりも明るい笑顔を見せてくれるのが 株式会社T.K.Mの屋根板金職人・吉水匠さんです。 2025年2月に独立したばかりで会社としてはまだ新しいですが、吉水さん自身は10年以上の経験を持つベテラン。
妥協を許さず、お客様第一を貫く姿勢で日々屋根と向き合っています。
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初対面でも安心できる人柄
「職人=無口で頑固」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
ですが吉水さんは、会って数秒でこちらの心を解きほぐしてしまうような人柄。初対面でも、まるで旧友に再会したかのように安心できる職人さんです。
この笑顔に触れた瞬間、私の言葉の意味をきっと感じていただけると思います。
初対面でも安心できる人柄
「職人=無口で頑固」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
ですが吉水さんは、会って数秒でこちらの心を解きほぐしてしまうような人柄。初対面でも、まるで旧友に再会したかのように安心できる職人さんです。
この笑顔に触れた瞬間、私の言葉の意味をきっと感じていただけると思います。
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信頼できる職人の見極め方
ただし、いくら人柄が良くても肝心なのは「腕前」です。
屋根工事は決して安くはなく、残念ながら詐欺まがいの業者も少なくありません。
笑顔の裏で…と疑うのも自然なことです。
そこで、信頼できる職人を見極めるポイントをひとつお伝えします。それは「施工写真を残しているかどうか」です。
屋根の上は普段私たちが確認できない場所です。足場や階段がない限り、実際に見ることは困難です。だからこそ施工写真が重要。
取材当日は撮影できる工程が少なかったため吉水さんに施工例の写真の提供をお願いしました。
私の撮影写真と合わせて、そのこだわりをご紹介します。
信頼できる職人の見極め方
ただし、いくら人柄が良くても肝心なのは「腕前」です。
屋根工事は決して安くはなく、残念ながら詐欺まがいの業者も少なくありません。
笑顔の裏で…と疑うのも自然なことです。
そこで、信頼できる職人を見極めるポイントをひとつお伝えします。それは「施工写真を残しているかどうか」です。
屋根の上は普段私たちが確認できない場所です。足場や階段がない限り、実際に見ることは困難です。だからこそ施工写真が重要。
取材当日は撮影できる工程が少なかったため吉水さんに施工例の写真の提供をお願いしました。
私の撮影写真と合わせて、そのこだわりをご紹介します。
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現場で見た吉水さんの仕事
この日の現場は屋根の葺き替え工事。
断熱材を敷き、その上にガルバリウム鋼板を取り付けていきます。
とにかく仕事が早く電動丸鋸でのカットもためらいなくカットしていくためなかなかシャッターチャンスがつかめません。
普段は職人さんの手を止めさせない撮影を信条にしていますが、この時は丸鋸のカットシーンもう一度撮らせて下さいとお願いしました。
しかし決して「速い=雑」ではないのが吉水さん。 細部まで丁寧に仕上げていく様子はこの後の工程でご紹介していきます。
現場で見た吉水さんの仕事
この日の現場は屋根の葺き替え工事。
断熱材を敷き、その上にガルバリウム鋼板を取り付けていきます。
とにかく仕事が早く電動丸鋸でのカットもためらいなくカットしていくためなかなかシャッターチャンスがつかめません。
普段は職人さんの手を止めさせない撮影を信条にしていますが、この時は丸鋸のカットシーンもう一度撮らせて下さいとお願いしました。
しかし決して「速い=雑」ではないのが吉水さん。 細部まで丁寧に仕上げていく様子はこの後の工程でご紹介していきます。
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美しさと耐久性を両立する仕上げ
腕の良し悪しを比較しやすいのが、棟板が3点交差する三又棟板金の仕上げです。
近隣の屋根と見比べるとその違いは一目瞭然。
現場から見えた屋根の仕上げが比較説明にちょうどよかったので写真と比較しながらお読みください。
まず近隣の屋根ですが、雑に仕上げられた屋根では棟板を真っ直ぐに断ち切り折り曲げただけです。これでは長期間風にさらされるうちに捲り上がり、耐久性に欠けます。安さを優先した施工の典型です。
美しさと耐久性を両立する仕上げ
腕の良し悪しを比較しやすいのが、棟板が3点交差する三又棟板金の仕上げです。
近隣の屋根と見比べるとその違いは一目瞭然。
現場から見えた屋根の仕上げが比較説明にちょうどよかったので写真と比較しながらお読みください。
まず近隣の屋根ですが、雑に仕上げられた屋根では棟板を真っ直ぐに断ち切り折り曲げただけです。これでは長期間風にさらされるうちに捲り上がり、耐久性に欠けます。安さを優先した施工の典型です。
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一方吉水さんの施工は、綺麗な三叉に美しく整っています。
複雑な加工を要しますが、その分排水性が高まり風の抵抗も減るため、屋根の耐久力が向上します。
この美しい三叉を作るには、板金加工技術だけでなく下地のルーフィング(下葺き材)の敷き方、棟の下地(貫板)の取り付け精度など、見えない部分の工程が重要です。
下葺き材は屋根材(一次防水)と合わせて二次防水の役割を果たすため、正しい材料と施工が欠かせません。
下地の防水シートや棟下地の貼り方にまで丁寧さを 徹底している証明でもあります。
(写真提供株式会社T.K.M様)
一方吉水さんの施工は、綺麗な三叉に美しく整っています。
複雑な加工を要しますが、その分排水性が高まり風の抵抗も減るため、屋根の耐久力が向上します。
この美しい三叉を作るには、板金加工技術だけでなく下地のルーフィング(下葺き材)の敷き方、棟の下地(貫板)の取り付け精度など、見えない部分の工程が重要です。
下葺き材は屋根材(一次防水)と合わせて二次防水の役割を果たすため、正しい材料と施工が欠かせません。
下地の防水シートや棟下地の貼り方にまで丁寧さを 徹底している証明でもあります。
(写真提供株式会社T.K.M様)
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板金職人の腕の見せ所
突然ですが、折り紙について想像してください。
紙ですら真っ直ぐ折るのは大変ですが、屋根板金の職人は鋼材を寸法通りに切り折って仕上げます。しかも失敗すれば一発で材料がダメになってしまう世界です。
吉水さんは一軒ごとの屋根に合わせ、自身で加工した隅棟を使います。
その折り目と仕上がりは素人目にも驚くほど美しく、まさに職人技が光る瞬間でした。
板金職人の腕の見せ所
突然ですが、折り紙について想像してください。
紙ですら真っ直ぐ折るのは大変ですが、屋根板金の職人は鋼材を寸法通りに切り折って仕上げます。しかも失敗すれば一発で材料がダメになってしまう世界です。
吉水さんは一軒ごとの屋根に合わせ、自身で加工した隅棟を使います。
その折り目と仕上がりは素人目にも驚くほど美しく、まさに職人技が光る瞬間でした。
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見えないところに潜む水対策
次にご紹介するのは、屋根に欠かせない「雨水対策」です。
屋根にとって雨水は最大の敵。職人やメーカーがどれだけ工夫を凝らしても100%防ぐことはできません。
だからこそ雨水を「いかに逃がすか」が重要です。
次にご紹介するのは、屋根に欠かせない「雨水対策」です。
そして同時に、建物内部に以下に湿気が篭らないようにするか。水は通さず、空気は通すという矛盾した問題解決をしなければなりません。
見えないところに潜む水対策
次にご紹介するのは、屋根に欠かせない「雨水対策」です。
屋根にとって雨水は最大の敵。職人やメーカーがどれだけ工夫を凝らしても100%防ぐことはできません。
だからこそ雨水を「いかに逃がすか」が重要です。
次にご紹介するのは、屋根に欠かせない「雨水対策」です。
そして同時に、建物内部に以下に湿気が篭らないようにするか。水は通さず、空気は通すという矛盾した問題解決をしなければなりません。
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この問題にたくさんの創意工夫を重ねてきたのが現代の屋根板金技術です。
では、この防水と通気について屋根板金職人たちは どのような対策を重ねてきたのかについてご説明いたします。
予算や工法によって様々な通気スペースの確保の仕方はありますが、今回取材した 現場では屋根の1番天辺の、棟に通気する穴があいた「換気棟」を使用します。
特別に棟の防水シートの下側を見せていただいたのですが、屋根と天井部分には大きな空間が設けられており、空気はそこから壁の隙間を通り、床下の基礎の穴や屋根の換気穴から、湿気を放出します。
また、屋根を吹き替える時に防水シートと断熱材を空気の通り道を設けながら施工する事で、空気の層をつくり家の断熱効果を高める事で光熱費を抑える方法などもあります。
この問題にたくさんの創意工夫を重ねてきたのが現代の屋根板金技術です。
では、この防水と通気について屋根板金職人たちは どのような対策を重ねてきたのかについてご説明いたします。
予算や工法によって様々な通気スペースの確保の仕方はありますが、今回取材した 現場では屋根の1番天辺の、棟に通気する穴があいた「換気棟」を使用します。
特別に棟の防水シートの下側を見せていただいたのですが、屋根と天井部分には大きな空間が設けられており、空気はそこから壁の隙間を通り、床下の基礎の穴や屋根の換気穴から、湿気を放出します。
また、屋根を吹き替える時に防水シートと断熱材を空気の通り道を設けながら施工する事で、空気の層をつくり家の断熱効果を高める事で光熱費を抑える方法などもあります。
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雨漏りしやすい箇所で1番多いのが、壁と屋根の接続する場所です。
この仕上げも職人の腕が問われる重要部分です。
「水切り金具」と呼ばれる吉水さんが指さしている屋根材を加工して取り付けます。
ここも防水シートの上に水切り金具を取り付けて、シーリングで塞ぐという基本的なことは変わらないのですが、空に対して設置面が平行な為、水切り金具の取り付け精度、シーリングの施工がどれだけ丁寧にできているか腕が試されます。
雨漏りしやすい箇所で1番多いのが、壁と屋根の接続する場所です。
この仕上げも職人の腕が問われる重要部分です。
「水切り金具」と呼ばれる吉水さんが指さしている屋根材を加工して取り付けます。
ここも防水シートの上に水切り金具を取り付けて、シーリングで塞ぐという基本的なことは変わらないのですが、空に対して設置面が平行な為、水切り金具の取り付け精度、シーリングの施工がどれだけ丁寧にできているか腕が試されます。
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そして天窓の周囲。
天窓の耐用年数は20年程度で、屋根の葺き替え時に塞いでしまう事が多いのですが施主様の意向によりこの現場ではそのまま残す施工です。
天窓は「水切り金具」の精度やシーリングの丁寧さが仕上がりを左右します。
特に天窓は四辺すべてが接合部となるため、難易度が高まります。
足元の不安定で、1分1秒でもいいから日陰に入って休みたい。暑さで集中力体力が奪われていく状況でも、正確に水切り金具の切り出し加工ができるように真剣に寸法を測っていきます。
さらに、天窓の水切り金具と屋根板の下には排水効率を高める水の通り道を設けます。
こうした工夫が、隙間からの染み込みを防ぎ屋根の 寿命を大きく左右するのです。
そして天窓の周囲。
天窓の耐用年数は20年程度で、屋根の葺き替え時に塞いでしまう事が多いのですが施主様の意向によりこの現場ではそのまま残す施工です。
天窓は「水切り金具」の精度やシーリングの丁寧さが仕上がりを左右します。
特に天窓は四辺すべてが接合部となるため、難易度が高まります。
足元の不安定で、1分1秒でもいいから日陰に入って休みたい。暑さで集中力体力が奪われていく状況でも、正確に水切り金具の切り出し加工ができるように真剣に寸法を測っていきます。
さらに、天窓の水切り金具と屋根板の下には排水効率を高める水の通り道を設けます。
こうした工夫が、隙間からの染み込みを防ぎ屋根の 寿命を大きく左右するのです。
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最後に
作業を終え、屋根から降りて休憩しているときの吉水さんは、施主様と談笑しながら細かなメモを取っていました。
その姿に、職人としての誠実さと人柄がにじみ出ていました。
特別に面白い話をしているわけではないのに、聞き手の表情を和ませる自然な笑顔。その瞬間を撮った時、私が冒頭で記した「太陽より明るい笑顔の職人」という言葉が思い浮かびました。
さらに休憩中も施工依頼の電話がかかってきており、その信頼ぶりから依頼がきているのがうかがえました。
腕前と人柄の両方を備えた吉水さんは、近い将来、1年先まで予約が埋まるほど引っ張りだこの存在になると感じます。
関東全域(東京・神奈川・千葉・埼玉ほか)、依頼があればどこへでも伺うと語る吉水さん。
屋根修理・雨漏り修理・屋根リフォーム・屋根板金工事・屋根の葺き替えなど、屋根に関するお困りごとはお気軽にご相談ください。
株式会社T.K.Mでは無料相談・見積もりにも対応しています。
撮影・記事=夏井カメラマン
最後に
作業を終え、屋根から降りて休憩しているときの吉水さんは、施主様と談笑しながら細かなメモを取っていました。
その姿に、職人としての誠実さと人柄がにじみ出ていました。
特別に面白い話をしているわけではないのに、聞き手の表情を和ませる自然な笑顔。その瞬間を撮った時、私が冒頭で記した「太陽より明るい笑顔の職人」という言葉が思い浮かびました。
さらに休憩中も施工依頼の電話がかかってきており、その信頼ぶりから依頼がきているのがうかがえました。
腕前と人柄の両方を備えた吉水さんは、近い将来、1年先まで予約が埋まるほど引っ張りだこの存在になると感じます。
関東全域(東京・神奈川・千葉・埼玉ほか)、依頼があればどこへでも伺うと語る吉水さん。
屋根修理・雨漏り修理・屋根リフォーム・屋根板金工事・屋根の葺き替えなど、屋根に関するお困りごとはお気軽にご相談ください。
株式会社T.K.Mでは無料相談・見積もりにも対応しています。
撮影・記事=夏井カメラマン