千葉県成田市　　トイレのリフォーム

この日、拝見したのは成田市にある一戸建てのトイレリフォーム工事。
便器を最新のものに取り替える工事に加えて、クロスの張替え、床の張替えなどを行なったそうです。

伺ったとき、工事はほとんど終了していて、あとは手すりを取り付けるのみ、という状態でした。

老後の生活に対応できるように取り付けた手すり。

これ以外に、ベッド横にトイレを設置したり、室内の断熱性を高めたりといった高齢者向けのリフォームは、塩川さんが得意とするところです。

現場を拝見したあと、塩川さんの作業場を見せていただきました。
トラックが余裕で入る広い工場には、多くの材木が立てかけてあります。

「ここで材を加工してから現場に持ち込んでいるんです」と塩川さん。

リフォーム工事では、工事箇所に合わせたサイズの材が必要になるため、現場で加工する大工さんもおられます。
自分の作業場をもっていない大工さんであれば、そうするしかないのが実際のところ。
しかし、作業場であらかじめ加工しておけば、現場での作業はよりスムーズになりますし、現場に木屑を撒き散らすこともありません。

もうひとつ、塩川さんにとって欠かせない道具が「超仕上げカンナ盤」というもの。
これも万能機同様、所有している大工さんを探すほうが難しいという代物です。

実際に材を通してもらうと、材の表面がツルツルに！
手道具のカンナとは比べ物にならないスピードで仕上がっていきます。
ここまで加工しておけば、現場での作業時間は大幅に短縮できますね。

塩川さんは「お客さんと自分、双方が納得できる仕事をしたいんです」と言います。
中途半端な仕事はしないという誇りは、ていねいに加工された材にも現れています。