神奈川県横浜市　　キッチン周りのダイノックシート施工

今季最も強い寒波が到来しているとニュースでは報道しています。
しかし、本日の神奈川県横浜市は快晴で、日差しもとても暖かい印象でした。
神奈川県横浜市都筑区の閑静な住宅街にあるマンションの一室に本日は訪れました。

約束していた9時に現場に伺うと、忙しそうな現場の奥から一人の職人さんがお出迎えをしてくださいました。
今回ご紹介する、株式会社ReEight（リエイト）の代表　佐藤恭平さんです。
私が今日の流れを佐藤さんに簡単に説明をして、早速プロフィール用のお写真を撮らせていただきました。

今回はキッチン周りのダイノックシート施工にお邪魔して撮影と取材をさせていただきました。
まずはじめに「ダイノックシート」とは何か。ご説明いたします。

ダイノックシートとは簡単に言うと粘着剤付きの化粧フィルムの総称です。
元々は3M社の商品名で、正式名称は「ダイノックフィルム」と言いますが現在では一般的にダイノックシートと呼ばれています。
ダイノックシートは壁面の仕上げはもちろん、家具やドア、エレベーターなど様々な場所に使用することが出来ます。
さらにコンクリート調や木目調など、様々なバリエーションがあり、施工期間も短いため非常に人気な仕上げ材とされています。

作業の流れとしては下地処理をして採寸・シートの加工をしてシート貼りになります。
この日も下地処理から始まりました。
ダイノックシートを施工する場所にプライマーと呼ばれる接着補強下地処理剤を刷毛を使用して塗布していきます。
ダイノックシートの裏面には接着剤があらかじめ付いていますが、それだけでは十分な接着力が担保されない為、こういった下地処理剤を塗布することで強い接着力が期待できます。
表面が凸凹している場合にはパテ処理をして平滑にするなど、その下地の状態を性質を見極めて下地処理をしていきます。

佐藤さんは「ダイノックシート工事は下地処理が７割」と仰っており、最終的な仕上がりは下地処理に左右されると言います。
完璧な仕上がりを目指して佐藤さんは下地処理に手間を惜しみません。

先ほどまでの表情よりも一層真剣な顔になった佐藤さんはダイノックシートを貼っていきます。
ゴミや髪の毛が落ちれば気泡が出来たり、表面に浮き出てきたりする為、より集中して作業に臨みます。

その顔はまさに職人顔と言ったところでしょうか。
私に解説をしながら手際よくダイノックシートを貼っていきます。

角の部分にはヒートガンを使用します。
ヒートガンで温めることにより、接着力を向上させて角と馴染ませる狙いがあります。
ダイノックシートには施工するのに適した温度（１５度から２０度）があるそうです。
搬入の関係でドアを開けたままにしていた作業場所は体感で１５度を下回っていました。
しかし、佐藤さんはそのままにするのでは無く、他業者の方に相談してドアを閉めて頂く判断をしました。
お話を伺っているときにご自身のことを「職人肌だ」と仰っていた通り完璧な仕上がりを目指す佐藤さんは一切の妥協を許しません。