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家は、建てて終わりではありません。むしろ、住む人の暮らしが始まってからが本番です。
今回ご紹介するのは、福井県小浜市を拠点に若狭地域で活躍する大工、「建築工房 山根」の山根令さん。
お邪魔したのは、若狭の海を望む地に建つ、戸建て住宅です。
近ごろの住宅は工期が昔と比べてうんと短くなり、大工工事だけなら1〜2ヶ月ほどで仕上がるそうです。
山根さんが手がけた家には、どんな“こだわり”と“哲学”が表れているのか。大工として持てる発想を惜しみなく注ぎ込んだこの一軒を、順にご案内していきます。
家は、建てて終わりではありません。むしろ、住む人の暮らしが始まってからが本番です。
今回ご紹介するのは、福井県小浜市を拠点に若狭地域で活躍する大工、「建築工房 山根」の山根令さん。
お邪魔したのは、若狭の海を望む地に建つ、戸建て住宅です。
近ごろの住宅は工期が昔と比べてうんと短くなり、大工工事だけなら1〜2ヶ月ほどで仕上がるそうです。
山根さんが手がけた家には、どんな“こだわり”と“哲学”が表れているのか。大工として持てる発想を惜しみなく注ぎ込んだこの一軒を、順にご案内していきます。
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現場でお会いした山根さんは、物腰やわらかく、こちらの素朴な質問にも一つひとつ丁寧に、そして楽しそうに答えてくださる方でした。
大工と聞くと少し気難しい職人像を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、山根さんは終始にこやか。人当たりの良さが自然とにじみ出ています。
屋号は「建築工房 山根」。
福井県小浜市を中心に、リフォームから新築戸建てまで幅広く手がける大工さんです。
この道に入って13年、独立して7年目。まだ若きベテランと呼ぶべき職人さんですが、その経歴には、まっすぐな「好き」と、いくつもの経験と思考が刻まれていました。
現場でお会いした山根さんは、物腰やわらかく、こちらの素朴な質問にも一つひとつ丁寧に、そして楽しそうに答えてくださる方でした。
大工と聞くと少し気難しい職人像を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、山根さんは終始にこやか。人当たりの良さが自然とにじみ出ています。
屋号は「建築工房 山根」。
福井県小浜市を中心に、リフォームから新築戸建てまで幅広く手がける大工さんです。
この道に入って13年、独立して7年目。まだ若きベテランと呼ぶべき職人さんですが、その経歴には、まっすぐな「好き」と、いくつもの経験と思考が刻まれていました。
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山根さんが建物に惹かれたのは子どもの頃。
初詣で訪れた神社仏閣の立派な佇まいに心を掴まれ、元大工だったお父さんの影響もあって、小学4年生の頃には「宮大工になりたい」と将来を思い描いていたそうです。
逆算で建築を学べる敦賀の工業高校(建築科)へ進み、大好きな野球にも打ち込みました。
卒業後は迷わず宮大工の門を叩きます。
ところが「親方の言うことは絶対」という厳しい世界に、当時18〜19歳だった山根さんはなじみきれず、9ヶ月で離れることに。
その後、経験年数の壁にぶつかりながらも住宅大工の道へと舵を切り、小浜の会社で腕を磨きます。
リフォーム中心の現場が長く新築は未経験でしたが、独立後、応援に入った工務店の現場で新築を一から学び、今ではご自身でも新築を手がけられるようになりました。
山根さんが建物に惹かれたのは子どもの頃。
初詣で訪れた神社仏閣の立派な佇まいに心を掴まれ、元大工だったお父さんの影響もあって、小学4年生の頃には「宮大工になりたい」と将来を思い描いていたそうです。
逆算で建築を学べる敦賀の工業高校(建築科)へ進み、大好きな野球にも打ち込みました。
卒業後は迷わず宮大工の門を叩きます。
ところが「親方の言うことは絶対」という厳しい世界に、当時18〜19歳だった山根さんはなじみきれず、9ヶ月で離れることに。
その後、経験年数の壁にぶつかりながらも住宅大工の道へと舵を切り、小浜の会社で腕を磨きます。
リフォーム中心の現場が長く新築は未経験でしたが、独立後、応援に入った工務店の現場で新築を一から学び、今ではご自身でも新築を手がけられるようになりました。
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玄関を入って驚かされるのが、広々とした開放感ある空間であること。
日中には照明がいらないほどたっぷりと注ぎ込む自然光も、山根さんが手がけた間取りの魅力の1つ。「電気を点けなくても明るく過ごせるように」と、光の入り方を計算して間取りを決めたそうです。
さらに山根さんが間取りで大切にしたのが「廊下をつくらない」こと。
「廊下って、どうしても無駄に感じてしまうんです」と山根さん。
中心にホールを設け、そこから各部屋へまっすぐ行ける動線にすることで、限られた面積を無駄なく、そして広々と使えるように工夫されています。
既製の間取りをなぞるのではなく、暮らしから逆算して空間を組み立てる。新築戸建てを知り尽くした大工ならではの発想です。
玄関を入って驚かされるのが、広々とした開放感ある空間であること。
日中には照明がいらないほどたっぷりと注ぎ込む自然光も、山根さんが手がけた間取りの魅力の1つ。「電気を点けなくても明るく過ごせるように」と、光の入り方を計算して間取りを決めたそうです。
さらに山根さんが間取りで大切にしたのが「廊下をつくらない」こと。
「廊下って、どうしても無駄に感じてしまうんです」と山根さん。
中心にホールを設け、そこから各部屋へまっすぐ行ける動線にすることで、限られた面積を無駄なく、そして広々と使えるように工夫されています。
既製の間取りをなぞるのではなく、暮らしから逆算して空間を組み立てる。新築戸建てを知り尽くした大工ならではの発想です。
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この家で思わず目を引くのが、宙に浮いたように見えるデザインの階段。
段板を壁から片持ちで支える構造で、工務店ではあまり勧められない、施工の難しい形なのだそうです。
「このやり方をやってみたくて、あまりやらない方法ではありますが、挑戦してみたんです。」と山根さん。
壁の中に鉄板を仕込み、一段一段を支える手の込んだ細工。多少の軋みなど不具合が出ても「お住まいの後でも対応は出来る範囲です。」と。
固定概念に囚われない、まさに自由な発想の施工でした。見た目の格好良さと、職人としての探究心。
その両方がぎゅっと詰まった、この家の象徴のような階段です。
この家で思わず目を引くのが、宙に浮いたように見えるデザインの階段。
段板を壁から片持ちで支える構造で、工務店ではあまり勧められない、施工の難しい形なのだそうです。
「このやり方をやってみたくて、あまりやらない方法ではありますが、挑戦してみたんです。」と山根さん。
壁の中に鉄板を仕込み、一段一段を支える手の込んだ細工。多少の軋みなど不具合が出ても「お住まいの後でも対応は出来る範囲です。」と。
固定概念に囚われない、まさに自由な発想の施工でした。見た目の格好良さと、職人としての探究心。
その両方がぎゅっと詰まった、この家の象徴のような階段です。
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見どころはまだまだ随所に。
キッチンの収納は、既製オプションが高くつくならばと山根さんが自作したもの。
お子さんもいらっしゃる山根さんだからこそ着想しうる、暮らしの中の「あったら便利」を形にしていったそうで、使い勝手も抜群だそうです。
多機能な水栓には温度や水圧、センサーまで備わり、生活の質をさりげなく引き上げています。
洗濯物を干すランドリースペースは、やわらかな光がたっぷり差し込む特等席。
撮影した筆者が思わず「ここで写真を撮りたい」と唸ったほどの、優しい光に満ちた一室でした。
畳コーナーには縁なしの薄畳を採用。市松模様に見えて、実は一色だけだそう。
畳の目の向きを90度変えるだけで色が違って見える、職人ならではの遊び心が効いています。
見どころはまだまだ随所に。
キッチンの収納は、既製オプションが高くつくならばと山根さんが自作したもの。
お子さんもいらっしゃる山根さんだからこそ着想しうる、暮らしの中の「あったら便利」を形にしていったそうで、使い勝手も抜群だそうです。
多機能な水栓には温度や水圧、センサーまで備わり、生活の質をさりげなく引き上げています。
洗濯物を干すランドリースペースは、やわらかな光がたっぷり差し込む特等席。
撮影した筆者が思わず「ここで写真を撮りたい」と唸ったほどの、優しい光に満ちた一室でした。
畳コーナーには縁なしの薄畳を採用。市松模様に見えて、実は一色だけだそう。
畳の目の向きを90度変えるだけで色が違って見える、職人ならではの遊び心が効いています。
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仕事におけるこだわりを尋ねると、山根さんはまず「現場をきれいにすること」と答えました。
「現場が汚い人間に、きれいな仕事ができるわけがない。ずっとそう教えられてきました」。
整った現場は作業も速く、足元の物を避ける手間もない。小さな傷にもすぐ気づけて、安全管理にもつながります。
だからこそ、応援に入った現場でも掃除から手伝うことも。
「他の大工さんに『山根君の現場きれいやな』と言われるのが、仕事を褒められるより嬉しいんです」と笑う山根さん。
目立たない部分にこそ、その職人としての姿勢がにじんでいました。
仕事におけるこだわりを尋ねると、山根さんはまず「現場をきれいにすること」と答えました。
「現場が汚い人間に、きれいな仕事ができるわけがない。ずっとそう教えられてきました」。
整った現場は作業も速く、足元の物を避ける手間もない。小さな傷にもすぐ気づけて、安全管理にもつながります。
だからこそ、応援に入った現場でも掃除から手伝うことも。
「他の大工さんに『山根君の現場きれいやな』と言われるのが、仕事を褒められるより嬉しいんです」と笑う山根さん。
目立たない部分にこそ、その職人としての姿勢がにじんでいました。
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「建築工房 山根」が掲げるのは「自由が利く会社」。
お客様の「こうしたい」を、無理と決めつけず、できる限り理想に近づける努力を惜しまないことをモットーにしています。
その原体験とも呼べる瞬間は、この住宅を建てた時にありました。工務店が間に入る施工だったため、クロス一つ選ぶにも「こっちの方がいい」と否定されることが少なくなかったそうです。
「自分の家なのに」というもどかしさを、マイホームを夢見て建てる人なら誰もが感じるはず。だからこそ、山根さんは徹底してお客様に寄り添います。
感性が違っても頭ごなしに否定せず、「こうなりますが、大丈夫ですか?」と助言とリスクを丁寧に伝え、納得いただいた上で、お客様が建てたいように建てるお手伝いをする。
家を建てるのは一生に一度あるかないかなので、とことんコミュニケーションを取り進めます。
日頃、大工さんとじっくり話せる機会も少ないからこそ、山根さんの、この姿勢は心強い限りです。
「建築工房 山根」が掲げるのは「自由が利く会社」。
お客様の「こうしたい」を、無理と決めつけず、できる限り理想に近づける努力を惜しまないことをモットーにしています。
その原体験とも呼べる瞬間は、この住宅を建てた時にありました。工務店が間に入る施工だったため、クロス一つ選ぶにも「こっちの方がいい」と否定されることが少なくなかったそうです。
「自分の家なのに」というもどかしさを、マイホームを夢見て建てる人なら誰もが感じるはず。だからこそ、山根さんは徹底してお客様に寄り添います。
感性が違っても頭ごなしに否定せず、「こうなりますが、大丈夫ですか?」と助言とリスクを丁寧に伝え、納得いただいた上で、お客様が建てたいように建てるお手伝いをする。
家を建てるのは一生に一度あるかないかなので、とことんコミュニケーションを取り進めます。
日頃、大工さんとじっくり話せる機会も少ないからこそ、山根さんの、この姿勢は心強い限りです。
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この家はドアが少なく、引き戸が多いのも特徴です。
「将来、何かあって車椅子になったときのことも考えて」と山根さん。暮らしの先までを見据えた設計になっています。
「将来はリビングの壁を抜いてワンフロア化をしてもいいかもね。」と更なる進化も考えていらっしゃいました。
耐震にも配慮した改修構想まで温めているそうです。
そして山根さんが最後に語ってくれた言葉が印象的でした。
「今の新築は、完成すると見えなくなる部分がほとんど。その見えない所にどれだけこだわれるかが、いい大工と悪い大工の差だと思うんです」。
仕上がった美しさの奥に、見えない誠実さを積み重ねる。それこそが、この職人さんの真骨頂でした。
この家はドアが少なく、引き戸が多いのも特徴です。
「将来、何かあって車椅子になったときのことも考えて」と山根さん。暮らしの先までを見据えた設計になっています。
「将来はリビングの壁を抜いてワンフロア化をしてもいいかもね。」と更なる進化も考えていらっしゃいました。
耐震にも配慮した改修構想まで温めているそうです。
そして山根さんが最後に語ってくれた言葉が印象的でした。
「今の新築は、完成すると見えなくなる部分がほとんど。その見えない所にどれだけこだわれるかが、いい大工と悪い大工の差だと思うんです」。
仕上がった美しさの奥に、見えない誠実さを積み重ねる。それこそが、この職人さんの真骨頂でした。
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宮大工を志し、山根さんなりに回り道をしながらも「好き」を手放さず、ついに自分の大工としての理想像を自分の手で形にした山根令さん。
「施工が終わってからのお客様のリアクションが一番楽しみです!」と山根さんは笑顔をこぼされました。
完成後のお客様の幸せな暮らしこそが何よりの成果だと、まっすぐに語ってくれました。
福井県小浜市で、自由な発想と誠実な仕事で新築戸建てを手がける大工をお探しの方は、ぜひ一度「建築工房 山根」の山根さんにご相談ください。
あなたの「こうしたい」に本気で寄り添ってくれる、若狭の頼れる職人さんです。
撮影・記事 : 川嵜カメラマン
宮大工を志し、山根さんなりに回り道をしながらも「好き」を手放さず、ついに自分の大工としての理想像を自分の手で形にした山根令さん。
「施工が終わってからのお客様のリアクションが一番楽しみです!」と山根さんは笑顔をこぼされました。
完成後のお客様の幸せな暮らしこそが何よりの成果だと、まっすぐに語ってくれました。
福井県小浜市で、自由な発想と誠実な仕事で新築戸建てを手がける大工をお探しの方は、ぜひ一度「建築工房 山根」の山根さんにご相談ください。
あなたの「こうしたい」に本気で寄り添ってくれる、若狭の頼れる職人さんです。
撮影・記事 : 川嵜カメラマン