長野県松本市　　外壁再塗装リフォーム工事

拝見したのは、長野県松本市にあるアパートの外壁再塗装リフォーム工事の現場です。

外壁のみの再塗装で、全体の工期は20日ほど。
この日は作業開始からのべ５日目で、洗浄・下塗りが終わり、これから中塗りを行なうところだそうです。

「手がけているのは一戸建てが９割」とのことですが、こうした規模の大きい建物の再塗装も守備範囲。
一方で、室内のドア枠や、入れ替えたサッシのまわりなど、細かい仕事にも対応しているとのことです。

「お客さんに喜んでもらいたい。ていねいに作業して、キレイに仕上げたいですね」と河上さん。
急ぎ仕事では、自分も納得できないと言います。

「安い・早い」を職人選びの条件とする人がいるかもしれませんが、それでは「いい仕事」は期待できません。

「予算内でできる限りのことをしていますが」と前置きしたうえで、「安くしてほしい、というお客さんには、安いということの意味を理解してもらうようにしています」と、こちらは眞中さん。

工事費を下げるには、資材（塗料など）か手間か、どちらかを削らないとなりません。
その結果、耐久性が下がれば、長期的にはかえってコスト高になってしまうのです。

おふたりは塗料の知識も豊富。
とくに、断熱・遮熱性能に優れた「ガイナ」「キルコ」の施工実績が豊富で、お客さんの希望に合わせて施工しているそうです。

「断熱・遮熱性が高いので、屋根に塗ると、真夏の屋根裏スペースなど非常に暑くなる場所も、かなり快適になります」と眞中さん。

半面、「塗る」というよりは「置く」感じで厚く施工しなければならないため、経験の乏しい職人では施工不良によってひび割れなどを起こしてしまうこともあるそうです。

「あまり（昔ながらの）職人っぽくならないようにしています」と眞中さん。

そのために一番気をつけているのは、「キレイにしておく」ことなんだそう。
養生をしっかり行ない、出たゴミなどはその日のうちに片付ける。
この現場でも、ていねいな養生がなされていたのが印象的でした。

また、塗装屋さんの車は塗料で汚れているものですが、おふたりの車はキレイな状態に保たれています。
こんな気配りも「職人っぽくならない」という意識の表れです。