滋賀県近江八幡市　　神社の鳥居の製作に励む

滋賀県近江八幡市船木町にある、浅尾建具店では、地域ははっきり判りまませんが、木製の鳥居の製作に励んでいます。

浅尾建具店の「建具三兄弟」の内、三男の浅尾三男（みつお）さんにスポットを当てて、その仕事振りを拝見いたします。

浅尾三男（みつお）さんは、三兄弟の中で末っ子なので、上の兄達からは、色々可愛がられてきたようです。

浅尾三男さんが、持っている「鳥居」が全国の神社さんに、納入され、販売されるのです。

写真の後ろにある、木の材料は、その鳥居を作る材料ですが、浅尾三男さんは、その鳥居の材料の加工にこれからかかっていきます。

工場設備の横切り機の台座が木製になっていますが、その理由が写真を撮っていて、よく判りました。

もし台座がよく滑る金属のものならば、滑って正確な作業は、不可能でしょう。そういった理由から、細長い木の台座になっています。

裁断する材料の木を台座の木と同じ方向に置いて、しっかり固定させて（台座の木と切断する木の面が摩擦で固定されます）裁断していきます。

そして台座そのものを奥の方に押し込んでいきます。回転する鋸の刃が降りてきて、材料の木を切断していきます。

この動作の繰り返しで、８本ばかりの鳥居の材料の細長い木を第一工場から運んできては、裁断していきました。

そして、取材している私に、鳥居のことについて色々教えてくれました。

全国どの地域の神社に納入されているのか、全く判らないとのことです。神社との特別なルートからの発注らしいです。

今回は、浅尾三男さんに、鳥居の製作のほんの一部を紹介させていただきましたが、浅尾建具店のスタッフの皆様は、４名共、真面目であり、一生懸命に建具に打ち込んでいる姿がよく判っていただけます。

工場内での建具製作における打ち込み方は、大変なもので、その熱気に圧倒されてしまいます。

今、浅尾三男さんが、完成した鳥居を持っていますが、今後、鳥居の組み立ての工程に出会った時は、是非その取材をさせて頂き、皆様に紹介したいと思っています。

滋賀県全域を木製建具でカバーする株式会社　浅尾建具店を今後も注目して見て行きたいです。

皆様からのお問い合わせや、ご下命を心よりお待ち申し上げます。
宜しく、お願いします。