昔は一日に3~4件こなしていたこともあったそうですが
そうするとクオリティが下がってしまうため
1つ1つの仕事をキッチリするスタイルにすることで
今では些細なことにも妥協できないようになりましたと
『 足場は形に残らないけど
この街は僕たちの仕事で成り立っている 』 と作業を終え
達成感に包まれた晴れやかな表情の藤井さんが発した言葉には
職人としての魂と誇りがみなぎっていて
その想いが一人でも多くの足場屋さんに受け継がれていけば
建築業界に今も蔓延っている既成概念をぶち破れるはずです。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん