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自分たちがずっと暮らしていく大切な家。
その家を造るのに関わった職人さんたちの顔を
あなたはちゃんと覚えてますか?
その後もお付き合いがありますか?
形あるモノいつか・・・という言葉があるように
家も長く住んでいると少しずつ痛んでいき
修繕や増築などのリフォームが必要になってきます。
京都市右京区にありますこちらの60坪の家に住むお客さまは
家を建てた当初から20年以上 何かある度に
長岡京市の大工、秋山工務店の秋山さんにご依頼されています。
そんなお客さまと秋山さんの関係の深さを象徴する
足跡を1つずつ見ていきましょう。
自分たちがずっと暮らしていく大切な家。
その家を造るのに関わった職人さんたちの顔を
あなたはちゃんと覚えてますか?
その後もお付き合いがありますか?
形あるモノいつか・・・という言葉があるように
家も長く住んでいると少しずつ痛んでいき
修繕や増築などのリフォームが必要になってきます。
京都市右京区にありますこちらの60坪の家に住むお客さまは
家を建てた当初から20年以上 何かある度に
長岡京市の大工、秋山工務店の秋山さんにご依頼されています。
そんなお客さまと秋山さんの関係の深さを象徴する
足跡を1つずつ見ていきましょう。
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20年ほど前、まず以前あった家を取り壊し
今の家を一から立て直されました。
当時はお父さんも現役の大工として活躍されていた為
秋山さんもいっしょになって棟上げから完成まで携わって
『 いろいろと無理なお願いにも快く引き受けてくださいました 』 と
お客さまが当時の懐かしいエピソードを交えて話してくださり
こちらはずっと農家をされていて
家の裏にある土地で野菜などを栽培されていたため
まず小屋を建ててほしいと追加でご依頼され
秋山さんのお父さんが木目調の鉄板の外壁で建てられました。
20年ほど前、まず以前あった家を取り壊し
今の家を一から立て直されました。
当時はお父さんも現役の大工として活躍されていた為
秋山さんもいっしょになって棟上げから完成まで携わって
『 いろいろと無理なお願いにも快く引き受けてくださいました 』 と
お客さまが当時の懐かしいエピソードを交えて話してくださり
こちらはずっと農家をされていて
家の裏にある土地で野菜などを栽培されていたため
まず小屋を建ててほしいと追加でご依頼され
秋山さんのお父さんが木目調の鉄板の外壁で建てられました。
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その後、畑にあるもう1つの小屋が台風の影響で飛ばされたため
再度、秋山さんに相談し
完成まではブルーシートで覆って対処されてましたが
農機具や道具などを少しでも早く保管できるようにと
急ピッチ作業で小屋を製作。
それでも以前はただ土の上に小屋が建っていたため
今回は少しでも安定感を出すために
コンクリートを流してしっかりとした土台を造られました。
その後、畑にあるもう1つの小屋が台風の影響で飛ばされたため
再度、秋山さんに相談し
完成まではブルーシートで覆って対処されてましたが
農機具や道具などを少しでも早く保管できるようにと
急ピッチ作業で小屋を製作。
それでも以前はただ土の上に小屋が建っていたため
今回は少しでも安定感を出すために
コンクリートを流してしっかりとした土台を造られました。
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外壁から屋根を黒色で統一された小屋の広さは縦5m×横8m
素材はヒノキと米松(集成材)のプレカットが使用されていて
秋山さんが知り合いの材木屋さんに相談して決めたそうです。
近年の集成材は昔のように反りや剥がれがなくなり
耐久性などの品質も向上したことで
無垢材に比べて安価なため予算削減にも繋がります。
あと
可動式の梯子で行き来できるロフトスペースが確保されたことで
荷物が少しでも多く保管できるように工夫されています。
外壁から屋根を黒色で統一された小屋の広さは縦5m×横8m
素材はヒノキと米松(集成材)のプレカットが使用されていて
秋山さんが知り合いの材木屋さんに相談して決めたそうです。
近年の集成材は昔のように反りや剥がれがなくなり
耐久性などの品質も向上したことで
無垢材に比べて安価なため予算削減にも繋がります。
あと
可動式の梯子で行き来できるロフトスペースが確保されたことで
荷物が少しでも多く保管できるように工夫されています。
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そして今回、農協組合の助成金の抽選で
野菜を売るための自動販売機が当たり
雨や風、汚れ避けに少しでも買いやすくするための
屋根を造ってほしいとご依頼されました。
先ほどの住居と小屋の横にあって
畑の前に位置する
お客さま所有の駐車場の端っこ一角を使って製作開始。
こちらも先ほどの小屋と同様 アスファルトの上に
まずはコンクリートの土台を造ることで水平を保ち
その上に杉の木を使って屋根付きの小屋を建てられました。
そして今回、農協組合の助成金の抽選で
野菜を売るための自動販売機が当たり
雨や風、汚れ避けに少しでも買いやすくするための
屋根を造ってほしいとご依頼されました。
先ほどの住居と小屋の横にあって
畑の前に位置する
お客さま所有の駐車場の端っこ一角を使って製作開始。
こちらも先ほどの小屋と同様 アスファルトの上に
まずはコンクリートの土台を造ることで水平を保ち
その上に杉の木を使って屋根付きの小屋を建てられました。
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今回も以前
取材した
ウッドデッキ製作時 にいらっしゃった
秋山さんの大工仲間である下川さんといっしょに
お二人で作業を進め二日半で完成。
今回も以前
取材した
ウッドデッキ製作時 にいらっしゃった
秋山さんの大工仲間である下川さんといっしょに
お二人で作業を進め二日半で完成。
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自販機の両サイドは50㎝のスペースを作って
ベランダの屋根に使用されるプラスチック製の波板が
小屋を囲うように取り付けられています。
お客さまははじめ、位置や向きなど
小屋をどこに設置するか迷われたそうですが
通行する方に見えるよう道路に面した向きで
電線が届きやすい位置ということでこの場所にされ
この電灯は辺りが暗くなると
自動で検知して点灯する仕組みになってるので
わざわざ点けたり消したりしに来る必要がありません。
自販機の両サイドは50㎝のスペースを作って
ベランダの屋根に使用されるプラスチック製の波板が
小屋を囲うように取り付けられています。
お客さまははじめ、位置や向きなど
小屋をどこに設置するか迷われたそうですが
通行する方に見えるよう道路に面した向きで
電線が届きやすい位置ということでこの場所にされ
この電灯は辺りが暗くなると
自動で検知して点灯する仕組みになってるので
わざわざ点けたり消したりしに来る必要がありません。
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野菜を買いに来たお客さんが濡れないように
屋根の先は垂れ下がりにくいレベルで調整され
今回は未防腐処理の杉の木をそのまま加工して使っているため
経年劣化はどうしても避けられないそうですが
それでも柱の足元に束石を設けることで
水による腐食を軽減させる工夫など
少しでも長くキレイにという秋山さんの想いが感じられます。
野菜を買いに来たお客さんが濡れないように
屋根の先は垂れ下がりにくいレベルで調整され
今回は未防腐処理の杉の木をそのまま加工して使っているため
経年劣化はどうしても避けられないそうですが
それでも柱の足元に束石を設けることで
水による腐食を軽減させる工夫など
少しでも長くキレイにという秋山さんの想いが感じられます。
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コンクリートの土台が造られたことで
自動販売機が安定するだけでなく
実際に上がってみると人にとっても安心感が生まれます。
コンクリートの土台が造られたことで
自動販売機が安定するだけでなく
実際に上がってみると人にとっても安心感が生まれます。
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屋根や柱を支える仕口は
今回、一般的によく施される柱に打つ "込み栓" ではなく
木材を斜めにカットした木片をホゾに打った "鼻栓" にすることで
年月の経過とともに起こりうる屋根の傾きや歪みが生じたとき
更にこれをかち込むことで締められるようにしたそうです。
屋根や柱を支える仕口は
今回、一般的によく施される柱に打つ "込み栓" ではなく
木材を斜めにカットした木片をホゾに打った "鼻栓" にすることで
年月の経過とともに起こりうる屋根の傾きや歪みが生じたとき
更にこれをかち込むことで締められるようにしたそうです。
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家を建て、小屋を2つ建て
そして今回は自販機の小屋を建てと
親子二代にわたって続く秋山さんとお客さまの
信頼関係の深さを感じる取材となり
良い大工さんってなんだろ?
そんな疑問が自分の中でふと湧いてきました。
僕が考えるのは
何かあったときにパッと頭に浮かぶ大工さん。
それは腕や人が良いからという表面的なモノだけでなく
この人なら安心して相談でき、任せることができるという
目には見えない信頼関係をいつまでも大事にしている大工さん。
秋山さんはそれを体現している職人さんだと思いました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
家を建て、小屋を2つ建て
そして今回は自販機の小屋を建てと
親子二代にわたって続く秋山さんとお客さまの
信頼関係の深さを感じる取材となり
良い大工さんってなんだろ?
そんな疑問が自分の中でふと湧いてきました。
僕が考えるのは
何かあったときにパッと頭に浮かぶ大工さん。
それは腕や人が良いからという表面的なモノだけでなく
この人なら安心して相談でき、任せることができるという
目には見えない信頼関係をいつまでも大事にしている大工さん。
秋山さんはそれを体現している職人さんだと思いました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん