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断熱屋  橋本清一の施工例

施工例写真1
大阪を拠点に全国で建物の断熱や結露・カビ問題を解決してきた「いまがわ装飾」さんが、新たな断熱工法を開発し、その工事施工が実施されるとの事で住吉区の御自宅兼事務所に伺いました。

工事期間五日を予定しており、その初日なので今回は外断熱下地施工の工程を中心に御紹介致します。

前回までの断熱工事では室内・屋内の壁・天井に断熱対策施工を施していましたが、今回は「陸屋根水勾配外断熱シート防水工法」と云い、建物の屋上へ高断熱を施す工事となります。

コンクリートの躯体は熱を吸収保持する性質を持つので、それに着目し基から熱をシャットアウトする発想です。

更に風雨と紫外線にさらされる過酷な環境に対処する為にシート防水加工を施し、更に排水口に水を導くために緩やかな傾斜を持つ外断熱屋上となる予定です。
施工例写真2
雨水を排水口に効率よく導く為に、既存では平坦な屋上に1/100勾配(100cmで1cm下がる傾斜率)の傾斜を設けるので、排水口側とその反対側で高さの違うレベルを墨打ちして、それを基準に作業が進められて行きます。

先ずは根太施工の下地づくりから。
今回は根太施工の工程が一番重要になるようです。
新たに根太を施工しますが、断熱材を充填する空間を確保し、更に傾斜をつけながらなので傾斜率を保ちながらレベル合わせが必要になります。

根太の枠を接着(仮止め)し、その下に発泡断熱材を塗布していますが、充分な密度があれば発泡ウレタンだけで根太の枠を支える事が可能です。
施工例写真3
根太の外枠設置が済むと根太の設置に移行。
傾斜率に合わせた寸法の桁(レベルポイント)を用意して根太の下に設置し、ホットボンドで接着固定して根太がつくられていきました。

黒色の材料は「屋根用下地エコランバー瓦桟」という建築材で、軽くて丈夫で腐らず、規格品なので安定した素材であり、加えて熱を溜めない樹脂素材製品との事で、今回の外断熱工法の根太として打ってつけの材料として採用されました。

桁の高い部分は 屋根用下地エコランバー瓦桟をカットしたものが桁(レベルポイント)として使われています(場所によって異なる)

施工方法の注意点等をスタッフさんに説明しながら工事が進められていきました。
施工例写真4
屋上防水に関しては京都の防水職人・俣野宏司さんひきいる「エム・アール・ピー」さんに協力をお願いし、専門家基準でのシート防水工事が行なわれるとの事で、水準器を用いながら根太の設置を行なっているのが俣野さんのスタッフの職人さんです。

「エム・アール・ピー」の代表の俣野さんは、防水施工会社勤務から防水工事に携わり、平成16年には自ら会社設立されたこの道17年の防水のプロです。

現在は近畿圏でご活躍されており、今回の外断熱工法のシート防水は下地が特殊な事もあり、俣野さんの協力なしには実現できなかった工法です。

「陸屋根水勾配外断熱シート防水工法」で作られる外断熱のシート防水には、10年のメーカー保証がされます。
既存工法以外のシート防水に保証を取り付けるのは異例との事で、メーカー側との折衝の際、俣野さんの御尽力があっての結果で、メーカーからの信頼が厚い防水職人さんであると、橋下さんはおっしゃいます。
施工例写真5
同じ傾斜率で根太を設置するには、単に同じ寸法の桁を掛ければ良いと思われがちですが、既存のコンクリート屋上は30年前の防水加工がそのまま残された状態ですので、既に劣化した素材が剥がれるなどして凸凹しています。

劣化した屋上の表面に対応する為に、桁の一つ一つが設置場所合わせと云うくらいに面倒なものでした。

今回は「エム・アール・ピー」のスタッフさんが中心になって工事が進められましたが、蒸し暑い中での作業を黙々とこなすスタッフさん達に橋本さんも心強かったと思います。

此処で手を抜くと水溜りが出来てしまう屋上の水トラブル原因になるので、流れ落ちる汗を拭いながら高精度の作業が続けられます。
施工例写真6
根太の下の空間が狭い箇所には高さ調節可能なレベルポイントで施工がされていますが、これは他の断熱壁工法でも使われている工法です。
垂直の壁が平坦な床になったイメージですね。

このレベルポイントは高密度紙繊維からなる紙管が、写真の状態のような立て方向に加わる圧力には高強度を発揮し、丸形なので発泡ウレタンも簡単に充填でき、熱伝導は殆どありません。

様々な高さの断熱層を形成する為に、経の異なる紙管レベルポイントを組み合せて用いられており、今川装飾さんの断熱屋上には欠かせない部品の一つとなっています。
施工例写真7
根太の施工作業が完了した様子!と言ってもこれは屋上の1/4程度の面積でしかありません。
複雑な作業工程で屋上全体を「陸屋根水勾配外断熱シート防水工法」にするので、引き続き根太設置の工事が続けられていきます。

この根太の上にはカネライトフォーム・ポリエチレン断熱材が敷かれて行きますが、このままその断熱材を敷き詰めると断熱効果は殆どありませんし、何よりもレベルポイントと根太の強度が持ちません!

既存の屋上と敷き詰めるポリエチレン断熱材層との空間に、発泡ウレタンを塗布・充填する事で上に載せられる物の重量を支える効果を充分に発揮します。

もちろん断熱効果を得る事が最大の目的であるのは云うまでもありません。
施工例写真8
塗布された発泡ウレタンが膨らんできました。

ポリエチレン断熱材が被せられると重石代わりのベニア合板も置かれます。
これは発泡ウレタンの膨らむ圧力で被せた、カネライトフォーム・ポリエチレン断熱材が浮いてしまうのを防ぐのが目的です。
施工例写真9
屋上防水断熱の開発者、橋本さんも自らも発泡ウレタンフォーム塗布作業を行っていきます。

根太の高さがあり空間が広い場所には多めの発泡ウレタンフォームが塗布され、逆に空間の狭い部分には少なく塗布されていきますが、橋本さんは流石に扱い慣れているので、無駄なく適量を見極めながらの塗布作業です。

※根太の上とカネライトフォーム・ポリエチレン断熱材の継ぎ目にも、発泡ウレタンフォームを塗布して接着剤として利用します。
施工例写真10
傾斜根太下地にカネライトフォーム・ポリエチレン断熱材を敷き詰めて耐荷重の確認をする橋本さんと俣野さんのスタッフ。

この「陸屋根水勾配外断熱シート防水工法」はまだ開発段階との事で、いくつかの工法を試しながら
三階建て事務所の屋上20坪全面に対して防水断熱加工を施します。

工法は違っても断熱屋上及び屋上防水シート加工の機能は変わりません。

使用資材の選択・実際の作業効率等のコスト面を比較しながら「費用対効果満足価格」で一般のユーザー様へ御提供できる研究を重ねています。
施工例写真11
陸屋根水勾配外断熱シート防水の完成がこちら。

写真に見える陸屋根から突き出たパイプは断熱材とシート(リベットループ)の熱気を抜くための脱気装置です。

排水ドレンまわりも断熱加工されていない屋上のシート防水となんら変わる事の無い水準で工事施工されています。

防水職人の俣野さんからすれば当たり前のプロの水準で防水シート施工が実施されたに過ぎませんが、完成までには御苦労もあったはずです。

断熱プロと防水プロがタッグを組んで新しい事にチャレンジした結果は、上々の出来栄えとなりました。
施工例写真12
屋上立ち上がりの高さを御覧頂けると勾配があるのが確認できますね!この傾斜が雨水を効率よく排水ドレンに導く秘訣です。

10年保証付きのシート防水加工も完璧にされており施工前の劣化した屋上の面影はどこにもありませんが、この防水シート加工の下には断熱層が隠れていて夏場・冬場の室内温度を安定させ光熱費節約と心地良い部屋空間を生み出す仕事をしているのです!

余談ですがコンクリート躯体は素材そのものが熱を貯めこむ性質があり、夏は高温に!冬は低温に!なり、それは表面だけではなく、躯体全体がその温度の塊となります。
なので躯体の内側・・・すなわち室内にその温度が伝わり・放出去れるので夏は暑く冬は寒い部屋となってしまいます。

それを解決するのが、いまがわ装飾が提供する「家の断熱工事」です。
施工例写真13
その断熱効果を更に向上させる為に工法を研究されてきて、今回は熱真夏の太陽を浴び続ける屋上(屋根)の断熱が実現しました。

断熱プロと防水プロがタッグを組んで新しい事にチャレンジした結果は、上々の出来栄えとなりました。

後日に行った現場温度を計測致で外断熱水勾配防水工法の断熱効果の報告を頂きました。

室内と天井裏の温度差は0.6℃に対して、室内と陸屋根の温度差は8.5℃との事。
炎天下で熱せられている陸屋根表面ですが、しっかりと断熱されている事が立証されたとの事です。

屋根防水が劣化しその機能を失っている建物で再防水を施す御予定があれば、この機会に断熱機能を持たせた防水加工をお考えになられては如何でしょうか?

防水シート機能を兼ね備えた断熱工事は、日本広しと言えど「いまがわ装飾&エム・アール・ピー」さんでしか工事できないオリジナル商品です。

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