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今回は、経年劣化で表面が痛んだ室内扉に塩ビ素材のダイノックシートを使用した
 リフォームを施工されます。
 現場は京都市山科区の静かな住宅街にある分譲マンションです。
 リフォームする扉の状態を確認するために扉を外し点検します。
 
今回は、経年劣化で表面が痛んだ室内扉に塩ビ素材のダイノックシートを使用した
 リフォームを施工されます。
 現場は京都市山科区の静かな住宅街にある分譲マンションです。
 リフォームする扉の状態を確認するために扉を外し点検します。
 
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扉のドアノブなどの付属物を再生できるように丁寧に取り外します。
 古い部品は構造知識がないと簡単には外せないようです。
 また、取り外した部品や細かいネジをパーツトレイに保管します。
 
扉のドアノブなどの付属物を再生できるように丁寧に取り外します。
 古い部品は構造知識がないと簡単には外せないようです。
 また、取り外した部品や細かいネジをパーツトレイに保管します。
 
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作業時には作業場での埃や剥離ゴミの散乱や現場の損傷を防ぐために養生マットを
 敷いています。
 扉の状態は、コグチ(小口)が反って浮いていたり表面にキズがあったりします。
 下地となる古い表面の浮きや凸凹をなくし平面化するため、ベッタチ(別たち)で
 損傷部位を剥がし、ペーパーサンダーで滑らかに整えていきます。
 油分や汚れは除去剤で拭き取ります。
 
作業時には作業場での埃や剥離ゴミの散乱や現場の損傷を防ぐために養生マットを
 敷いています。
 扉の状態は、コグチ(小口)が反って浮いていたり表面にキズがあったりします。
 下地となる古い表面の浮きや凸凹をなくし平面化するため、ベッタチ(別たち)で
 損傷部位を剥がし、ペーパーサンダーで滑らかに整えていきます。
 油分や汚れは除去剤で拭き取ります。
 
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表面を滑らかにするために水性のパテを塗り、高温ドライヤーで乾燥させたあと、
 ペーパーサンダーで一層の平面性を保つ下地に整え表面成形します。
 下地の状態を確認して、パテを2~3回塗る場合もあるそうです。
 
表面を滑らかにするために水性のパテを塗り、高温ドライヤーで乾燥させたあと、
 ペーパーサンダーで一層の平面性を保つ下地に整え表面成形します。
 下地の状態を確認して、パテを2~3回塗る場合もあるそうです。
 
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下地ができるとプライマー樹脂(油性)を表面に塗布します。
 プライマーはダイノックシートの糊と表面との接着力を高めます。
 特に、コグチや平面の端部は剥がれやすいので、プライマーを充分に塗布して接着
 させるようです。
 また、水性のパテと油性のプライマーとの接着では、充分に乾燥させないと下地と
 プライマーが剥離するので注意が必要なようです。
 
下地ができるとプライマー樹脂(油性)を表面に塗布します。
 プライマーはダイノックシートの糊と表面との接着力を高めます。
 特に、コグチや平面の端部は剥がれやすいので、プライマーを充分に塗布して接着
 させるようです。
 また、水性のパテと油性のプライマーとの接着では、充分に乾燥させないと下地と
 プライマーが剥離するので注意が必要なようです。
 
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ダイノックシートをコグチを含めた扉寸法で用意します。
 裁断しやすいように裏面に付いている10cm巾のスケール柄を利用します。
 
ダイノックシートをコグチを含めた扉寸法で用意します。
 裁断しやすいように裏面に付いている10cm巾のスケール柄を利用します。
 
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ダイノックシートの端10cm程の裏面シートを剥がし扉に仮置きして位置決めすれば、
 本貼りします。
 下地とシートの接着面に気泡が残らないようにスキージーで押さえながら貼るようです。
 
ダイノックシートの端10cm程の裏面シートを剥がし扉に仮置きして位置決めすれば、
 本貼りします。
 下地とシートの接着面に気泡が残らないようにスキージーで押さえながら貼るようです。
 
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扉部品が扉から外せなかった場合にはシートに細工を施します。
 この作業はカッターの刃入れ角度も仕上がりのポイントになるようです。
 
扉部品が扉から外せなかった場合にはシートに細工を施します。
 この作業はカッターの刃入れ角度も仕上がりのポイントになるようです。
 
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コグチに巻き込んで貼ったダイノックシートをゲージで同じ巾を残し、切り落とします。
 角部位は、段差を残さないように角を細工カットします。
 このゲージは建具用の道具をアレンジして自作したものらしいです。スキージーにも
 材料シートを損傷させない工夫が施されていましたが、職人さんらしさの使いやすそうな
 工夫が道具一つ一つに垣間見れました。
 
 
コグチに巻き込んで貼ったダイノックシートをゲージで同じ巾を残し、切り落とします。
 角部位は、段差を残さないように角を細工カットします。
 このゲージは建具用の道具をアレンジして自作したものらしいです。スキージーにも
 材料シートを損傷させない工夫が施されていましたが、職人さんらしさの使いやすそうな
 工夫が道具一つ一つに垣間見れました。
 
 
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扉の裏面も同じ工程で貼り込みますが、既に貼ったコグチのシートの上には、プライマー
 を充分に塗布します。
 コグチの重なった帯状の部位は刃圧を調整して重ね合わせた一枚だけを切るようです。
 
扉の裏面も同じ工程で貼り込みますが、既に貼ったコグチのシートの上には、プライマー
 を充分に塗布します。
 コグチの重なった帯状の部位は刃圧を調整して重ね合わせた一枚だけを切るようです。
 
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扉から外せない部位や端部の仕上げでは斜めにカッター刃を入れることで、シートの
 切り口にできるバリをなくすことができるようです。
 カッター刃先の切れ味が仕上げに影響するため、刃先を常に新しいものに換えられます。
 丸い角部位は高温ドライヤーで下地表面に密着させることができます。塩ビ素材のため
 ヒーター熱でシートを伸縮させるそうです。
 
扉から外せない部位や端部の仕上げでは斜めにカッター刃を入れることで、シートの
 切り口にできるバリをなくすことができるようです。
 カッター刃先の切れ味が仕上げに影響するため、刃先を常に新しいものに換えられます。
 丸い角部位は高温ドライヤーで下地表面に密着させることができます。塩ビ素材のため
 ヒーター熱でシートを伸縮させるそうです。
 
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仕上がった扉を枠に設置して完成です。
 ダイノックシートの表面加工は、キッチンカウンター天板・棚扉・のぞき窓枠・室内扉・
 トイレ扉・エレベーター内外装で施工できます。
 緊張感のある貼り施工のあとには、きれいな仕上りを目の当たりに充実した白川さんの
 笑顔が拝見できました。
 
仕上がった扉を枠に設置して完成です。
 ダイノックシートの表面加工は、キッチンカウンター天板・棚扉・のぞき窓枠・室内扉・
 トイレ扉・エレベーター内外装で施工できます。
 緊張感のある貼り施工のあとには、きれいな仕上りを目の当たりに充実した白川さんの
 笑顔が拝見できました。