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    京都府亀岡市  お寺の本堂の耐震工事 NO1

京都府亀岡市  お寺の本堂の耐震工事 NO1

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  松本喜和の施工例
  • 築350年以上の古寺に現代の匠が挑む


  • 施工例写真1
    京都市西京区の大工さん「松本喜工務店」松本喜和さんのお仕事を紹介いたします。
    場所は京都府亀岡市の三恵院。
    今回は此処のお寺の本堂で執り行われている耐震工事の様子を取材してまいりました。
    三恵院は約350年の歴史があると伝えられている由緒ある寺院で、山門をくぐると大きな立派な屋根がひと際目立つ本堂が表れます。
    屋根は現在の軽い建築材で覆われていますが、その中を見てみるとなんと茅葺屋根が残されていました!!
    煤で黒く燻された梁や柱(茅葺は殆ど煤けてないので比較的近年に葺き替えられたようです)を眺めると、遥か350年も前から、この亀岡市の地の歴史を見てきた寺院であるのが伺える佇まいです
    京都市西京区の大工さん「松本喜工務店」松本喜和さんのお仕事を紹介いたします。
    場所は京都府亀岡市の三恵院。
    今回は此処のお寺の本堂で執り行われている耐震工事の様子を取材してまいりました。
    三恵院は約350年の歴史があると伝えられている由緒ある寺院で、山門をくぐると大きな立派な屋根がひと際目立つ本堂が表れます。
    屋根は現在の軽い建築材で覆われていますが、その中を見てみるとなんと茅葺屋根が残されていました!!
    煤で黒く燻された梁や柱(茅葺は殆ど煤けてないので比較的近年に葺き替えられたようです)を眺めると、遥か350年も前から、この亀岡市の地の歴史を見てきた寺院であるのが伺える佇まいです

  • 施工例写真2
    こちらは私が訪れる前の解体の様子。
    耐震工事なので床をめくり土台や柱の様子を調べなければなりません。
    ※レーザー水準器を当てるまでもまく目視で大きな傾きが確認できたそうで、例えばきちんと閉まらなくなった扉建具等は柱との隙間が4~5センチに達するものもあったようです!

    床下は基礎が無い土間の状態!大きな石を水平に置いて柱が乗せてあるだけの建物でした。
    ただしこれは、現代の水準では驚きますが、当時最新の建築技術で建てられたお寺本堂であったのは云うまでもありません。
    こちらは私が訪れる前の解体の様子。
    耐震工事なので床をめくり土台や柱の様子を調べなければなりません。
    ※レーザー水準器を当てるまでもまく目視で大きな傾きが確認できたそうで、例えばきちんと閉まらなくなった扉建具等は柱との隙間が4~5センチに達するものもあったようです!

    床下は基礎が無い土間の状態!大きな石を水平に置いて柱が乗せてあるだけの建物でした。
    ただしこれは、現代の水準では驚きますが、当時最新の建築技術で建てられたお寺本堂であったのは云うまでもありません。

  • 施工例写真3
    屋根裏に上がらせて貰うと縁起物の「御幣(ごへい)」が祭られていました。
    上棟(建前)は大工さんにとってめでたい事。その日に御幣(ごへい)を祭って工事の安全と家内繁栄を祈願するのです。
    扇子と水引、おかめの面が飾られ、施主様、施工者と昭和五十年の文字が記されていました。
    ※おかめの面が着くのが京都の御幣の特徴なのだそうです。

    そして「天保四年」と記された木片も出てきました。
    天保4年(1833年)は時期から推察すれば1830/8/19(文政13年7月2日)の京都大地震(文政京都地震とも言われる)で被災し、一説には亀岡盆地北東部が震源とされる地震被害の修復・復興の時に記された物ではないでしょうか?
    その大地震を乗り越えた三恵院、時の経過とともに痛みが大きくなり平成のいま、京都の熟練大工・松本さんの手により地震対策工事・耐震補強工事が進められているのは、何か特別な縁を感じてしまいます。

    土に埋められた石の土台だけで柱を支えるには地面が弱いのは一目瞭然。
    床には新たにコンクリートを流して頑強なコンクリート基礎を施工しました。
    地面の傾斜等に対応して10~18センチ厚の基礎は、使われたコンクリートが19リューベーにもなったそうです。
    屋根裏に上がらせて貰うと縁起物の「御幣(ごへい)」が祭られていました。
    上棟(建前)は大工さんにとってめでたい事。その日に御幣(ごへい)を祭って工事の安全と家内繁栄を祈願するのです。
    扇子と水引、おかめの面が飾られ、施主様、施工者と昭和五十年の文字が記されていました。
    ※おかめの面が着くのが京都の御幣の特徴なのだそうです。

    そして「天保四年」と記された木片も出てきました。
    天保4年(1833年)は時期から推察すれば1830/8/19(文政13年7月2日)の京都大地震(文政京都地震とも言われる)で被災し、一説には亀岡盆地北東部が震源とされる地震被害の修復・復興の時に記された物ではないでしょうか?
    その大地震を乗り越えた三恵院、時の経過とともに痛みが大きくなり平成のいま、京都の熟練大工・松本さんの手により地震対策工事・耐震補強工事が進められているのは、何か特別な縁を感じてしまいます。

    土に埋められた石の土台だけで柱を支えるには地面が弱いのは一目瞭然。
    床には新たにコンクリートを流して頑強なコンクリート基礎を施工しました。
    地面の傾斜等に対応して10~18センチ厚の基礎は、使われたコンクリートが19リューベーにもなったそうです。

  • 施工例写真4
    流石に古い建物ですから本堂全体が傾斜してしまっており、先ずそれを修正していく工事が続けられているのが現状です。
    本堂の柱にレーザー水準器の光を当てて水平垂直を測ってみせてくれました。
    上段写真は松本さんが傾き施工をした柱です。

    水平・垂直がきちんと修正されているのがわかりますが、建物傾き修正前の柱は下段写真のように大きく傾向いています。

    柱の下(土台の上)から梁までの高さ間で、最大7センチの傾きが発生していた柱もあったそうです。

    暫くはこの建物傾き修正(柱起し施工)を進めていく工事が続けられるそうです。
    この工事の為には土壁を全て落とし、建具なども一時撤去する必要があるのが理解できます。
    流石に古い建物ですから本堂全体が傾斜してしまっており、先ずそれを修正していく工事が続けられているのが現状です。
    本堂の柱にレーザー水準器の光を当てて水平垂直を測ってみせてくれました。
    上段写真は松本さんが傾き施工をした柱です。

    水平・垂直がきちんと修正されているのがわかりますが、建物傾き修正前の柱は下段写真のように大きく傾向いています。

    柱の下(土台の上)から梁までの高さ間で、最大7センチの傾きが発生していた柱もあったそうです。

    暫くはこの建物傾き修正(柱起し施工)を進めていく工事が続けられるそうです。
    この工事の為には土壁を全て落とし、建具なども一時撤去する必要があるのが理解できます。

  • 施工例写真5
    傾き修正する柱が決まるとレーザーを当てておおよその傾き具合を確認します。

    そして柱と繋がっている太い梁に金属チェーンを掛けて地面とつなぎ、レバーブロックでチェーンを張っていくと引張り方向に柱が引き起こされていく要領です。

    このレバーブロックは大小様々あり1~5トンもの引っ張り強度を持つそうで、当然その力に耐える梁に鎖を掛けなければなりませんし、地面側には建物起し工事に備えて、基礎工事の際にスチールフック埋設がされていました。

    実際に動かしたい(起こしたい)柱だけを観察しながら作業するのではなく、その柱と繋がっている全ての材・・・要するに建物全体の様子を観察しながら引っ張り作業を進め無いと、全体のバランスが崩れてしまうので、最悪は崩壊してしまう危険もある難易度の高い作業工程です。
    傾き修正する柱が決まるとレーザーを当てておおよその傾き具合を確認します。

    そして柱と繋がっている太い梁に金属チェーンを掛けて地面とつなぎ、レバーブロックでチェーンを張っていくと引張り方向に柱が引き起こされていく要領です。

    このレバーブロックは大小様々あり1~5トンもの引っ張り強度を持つそうで、当然その力に耐える梁に鎖を掛けなければなりませんし、地面側には建物起し工事に備えて、基礎工事の際にスチールフック埋設がされていました。

    実際に動かしたい(起こしたい)柱だけを観察しながら作業するのではなく、その柱と繋がっている全ての材・・・要するに建物全体の様子を観察しながら引っ張り作業を進め無いと、全体のバランスが崩れてしまうので、最悪は崩壊してしまう危険もある難易度の高い作業工程です。

  • 施工例写真6
    レバーブロックで引っ張る作業とほぼ同時進行して、ジャッキを用いて梁を一時的に持ち上げています。

    こうすればレバーブロックで引っ張る時の荷重を少なくする事ができ、屋根起し時に古い梁や柱への負担を減らせるのは勿論、屋根の重さが掛かったままでは工事をするのが困難ですから、何よりも先ずは起したい柱をちゃんと動かせるようにする狙いもあります。

    さらにチェーン1本だけに力を受け止めさすのではなく、様々な場所に補強の支柱を付け加える事で大きな荷重を分散させてバランスを取っていく事もされています。
    レバーブロックで引っ張る作業とほぼ同時進行して、ジャッキを用いて梁を一時的に持ち上げています。

    こうすればレバーブロックで引っ張る時の荷重を少なくする事ができ、屋根起し時に古い梁や柱への負担を減らせるのは勿論、屋根の重さが掛かったままでは工事をするのが困難ですから、何よりも先ずは起したい柱をちゃんと動かせるようにする狙いもあります。

    さらにチェーン1本だけに力を受け止めさすのではなく、様々な場所に補強の支柱を付け加える事で大きな荷重を分散させてバランスを取っていく事もされています。

  • 施工例写真7
    壁が撤去された現状の本堂は筋交いが無い、柱と梁を組み合わせた四角い骨組みだけの構造。

    それだけではとても弱い状態なので、耐震工事中には筋交いの代わりとしてを斜めに鉄パイプや板材を入れて補強がされていました。

    ※建築は筋交いが入ることで三角トラス構造になります。
    トラス構造は、ねじれ・曲げの力に強くなり、構造物として三角形を組み合わせて作るのは地震の揺れにも極めて有効なのです。
    壁が撤去された現状の本堂は筋交いが無い、柱と梁を組み合わせた四角い骨組みだけの構造。

    それだけではとても弱い状態なので、耐震工事中には筋交いの代わりとしてを斜めに鉄パイプや板材を入れて補強がされていました。

    ※建築は筋交いが入ることで三角トラス構造になります。
    トラス構造は、ねじれ・曲げの力に強くなり、構造物として三角形を組み合わせて作るのは地震の揺れにも極めて有効なのです。

  • 施工例写真8
    亀岡市で行われている古寺の耐震補強工事は、完成までにまだ時間が掛かりますが、それは丁寧に耐震工事を進めているからこそ。

    今回の取材で、柱を数センチ起すためには結果が出るまでに地道な作業の繰り返しであり、時間を費やして労力・能力が使われているのを知りました。
    亀岡市・三恵院の檀家様や御住職も、松本さんの経験に裏付けられた耐震工事に全福の信頼を寄せておられるご様子でした。

    京都市西京区の大工「松本喜工務店」松本喜和さんは、京都の超有名寺院の修復工事等にも招集される程の熟練大工さんで、それは京都だけに留まらず他府県へも!

    来年夏まではスケジュールが一杯になっている程の忙しい大工さんですが、耐震工事・耐震補強などの御相談をされたい場合は遠慮なくご連絡くださいとの事です。
    亀岡市で行われている古寺の耐震補強工事は、完成までにまだ時間が掛かりますが、それは丁寧に耐震工事を進めているからこそ。

    今回の取材で、柱を数センチ起すためには結果が出るまでに地道な作業の繰り返しであり、時間を費やして労力・能力が使われているのを知りました。
    亀岡市・三恵院の檀家様や御住職も、松本さんの経験に裏付けられた耐震工事に全福の信頼を寄せておられるご様子でした。

    京都市西京区の大工「松本喜工務店」松本喜和さんは、京都の超有名寺院の修復工事等にも招集される程の熟練大工さんで、それは京都だけに留まらず他府県へも!

    来年夏まではスケジュールが一杯になっている程の忙しい大工さんですが、耐震工事・耐震補強などの御相談をされたい場合は遠慮なくご連絡くださいとの事です。


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